巷で噂の? Bash on Ubuntu on Windows(Windows Subsystem for linux)
ですが,少し試してみました.
目的はみんなとは少し違う感じでWindows環境の中でLinuxデスクトップ環境を混在させたいなと.
Bash on Ubuntu on WindowsというのはWindwsの中でLinuxバイナリがそのまま動くというものらしいです.*nix環境でWindowsのバイナリを動かすWineの逆のような物だと思います.未だ全ての機能は実装されていなくてβ扱いです.
Windows7環境をWindows10にアップグレードして環境を用意しようと思ったのですが,これが結構面倒でした.Windows7の入ったDiskに差し替えて半年ちょっとぶりにWindowsUpdateをかけたのですが,更新の確認が1日経っても終わりません.これは以下の2つを試してやっと解決しました.
そして半日くらいかけてWindowsUpdate完了.その後Windows10にアップグレード開始.ということでWindows10のイメージのダウンロードが行われました.確か2GBちょっと.その後 Trend Micro Internet Security 2009
は互換性のないアプリなのでアンインストールするように言われました.しかしこれは確かプリインストールされていて即消したような気のするアプリ.アプリの一覧にもスタートメニューにもありません.program files
/ program files (x86)
の下にもありません.regeditで TrendMicro
をキーに検索すると1項目発見.こいつを削除してやっとここをパスできました.
次は以下の謎のエラー.OSを再起動してみると再度Windows10のイメージをダウンロードし始めました…….そんなこんなでやっとWindows7 → Windows10に.巷では勝手にWindows10になったとかよく聞くのでこんなに時間掛かるとは思いませんでした.(未だWi-Fiとサウンドデバイスが見えなくなってるけど後回し)
次はInsider Preview Buildの設定.設定しても最新ビルドが降ってきません.
そういえばVirtualBoxの中にもWindows10環境があったなーと試すとこちらだとさくっと降ってきました.これから試す方は最新isoイメージを入手してそこからインストールしたほうが早そうです.
(ここからはBash on Ubuntu on Windows on Debianに!)
最新にアップグレードできたら「Windowsの機能」から Windows Subsystem for Linux(Beta)
にチェック.
とりあえずBashを起動.
Ubuntuイメージのダウンロードが始まりました.
メニューに Bash on Ubuntu on Windows
が出てきました.
aptとかも動きますね.
OpenSSHはなんかコケます.端末がとても使いづらいのでこれは使いたかったです.telnet試すという手もあるけど…….
そして,やりたかったのはこれです.
X ServerをWindowsで起動しておいてXアプリを利用しています.今回はX Serverに Xming
を利用しました.
x11-appsに入っているような単純なアプリは問題無さそう(xconsoleはconcole開けてませんが)ですが,例えばmikutterは認証後に落ちるし,vim-gtkは起動して使えそうと思っても使おうとすると固まったりSEGVで落ちたりでした.
2004年辺りにPentium-M 800MHz RAM 768MBなマシンでWindowsXPの上でcoLinuxを使いこんな感じの環境を作ってWindowsアプリとLinuxのXアプリを同じ画面で利用していました.
WindowsアプリからLinuxアプリにだんだん移行していってその後に完全にデスクトップ環境をLinuxにスイッチしたのでした.
今同じようなことをしようと思うと仮想マシンを利用することになると思うのですがやはりオーバーヘッドが大きいのですよね…….
まだこういう用途には使えなさそうですが,もう少し色々動くようになったらそういう用途にも使えそうです.