ビデオミーティングソフトウェアのZoomのクライアント 5.8.0ですべての参加者のビデオを非表示に出来るようになったようです.
着信ビデオの停止
ミーティングの出席者は、すべての着信ビデオを画面上で非表示にできるようになりました。 着信ビデオを停止することで、光に敏感な出席者が複数のビデオ参加者の表示による過剰な刺激を回避し、画面共有に関する帯域幅も保持できるようになります。
回線やマシンスペックが低いときなどに良さそう.と思って設定を試そうと思ったらやり方がよくわかりません.
以下の記事では「ビデオ会議ウィンドウ右上にある[表示]ボタンからのメニューから利用可能だ。」と書かれていますがそのような項目は見当たりません.
もしかしてLinuxは未実装なのだろうかとも思いましたがLinuxのリリースノートにも書かれています.
September 22, 2021 versionC (16)
–snip–
- Meeting/webinar features
- Stop incoming video
Users in a meeting can easily disable all incoming video through in-meeting controls. This may be done to preserve bandwidth for shared content, or to avoid mental fatigue from viewing multiple, active video participants. The account owner and admins can enable this for use in meetings at the Account-, Group-, and User-level web settings. Once enabled through web settings, users must then enable it for use in the Desktop client’s Video settings.
という感じで設定初期化したら出てくるかな?とか思っていましたが放置していました.
その後11月の小江戸らぐの雑談でこの話をしたらやり方を教えてもらいました.
「設定⚙」→「ビデオ」の下の方の「[着信ビデオを停止]機能を有効にする」にチェックをつけることでこの機能が使えるようになります.
ミーティング中にビデオ会議ウィンドウ右上にある[表示]ボタンからのメニューに現れるようになり.「着信ビデオを停止」をチェックすることでビデオを無効にできました.
この状態で画面共有がされた場合画面共有画面は表示されます.
ちなみにWeb版でも「着信ビデオを停止」は可能でした.
環境
$ dpkg-query -W zoom zoom 5.8.6.739 $ lsb_release -dr Description: Debian GNU/Linux 11 (bullseye) Release: 11 $ arch x86_64