ターミナルグラフックウェブブラウザのbrow6el


バックエンドとしてChromium Embedded Framework (CEF)を使い,JavaScriptなども解釈してSixel/Kittyのターミナルグラフックプロトコルを使いターミナル上にウェブページを表示するもののようです.
気になったので試してみました.

導入

Quick Startに手順があります.
恐らく現時点ではLinux arm64, aarch64のみの対応だと思います.

$ git clone https://tangled.org/janantos.tngl.sh/brow6el (1)
$ cd brow6el
$ ./download_cef.sh (2)
$ ./build.sh (3)
$ ./build/run_brow6el.sh https://example.com (4)
  1. source clone

  2. CEFをダウンロード

  3. build

  4. brow6el実行

試してみる

これだけで動作します.
実行時のターミナルはSixel/Kittyに対応している必要があります.今回の環境はSixelに以前から対応しているmltermを使いました.
Sixelはちょっと効率が悪いせいだと思うのですが,全画面表示だと重たいです.少し小さめのウィンドウにしたほうがいいと思います.

以下いくつかのサイトの表示例.ピクセル単位で表現されているので一見普通のChromiumです.キーボードの他マウスでも操作できます.キーボード操作はVimium pluginやqutebrowserなどに似ている感じです.

brow6el fabcross
図 1. FabScene.広告も含め普通に表示される.
brow6el jiji
図 2. 時事ドットコム.背景色と記事の色が近く読みにくい.
brow6el mastodon
図 3. mastodon.JavaScriptが必須だがちゃんと表示される.
brow6el youtube
図 4. YouTube.フルスクリーンだとフレームレートが低すぎる.このくらいだと結構普通に視聴できる.
brow6el nc
図 5. NextCloud Note
brow6el GoogleDoc
図 6. GoogleDocの閲覧.
brow6el ghostintheshell
図 7. TVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』公式サイト.キービジュアルの画像がでてこない?
brow6el fuz
図 8. 漫画サイト.普通に閲覧できるが,全画面表示にしても下部のタイトルバーの分縦が狭くなる.

という感じで少し触った感じでは今季の攻殻機動隊のアニメのページでTopのキービジュアルの画像がでない以外普通に動いていそうです.それとターミナルマルチプレクサのtmux上だとうまく表示できません.
ただやはり解像度を上げるとカクついてストレスを感じます.

結構さくっと動かせますし現時点でかなり実用的に思えます.
未だ試していませんが,UserScriptも利用できるようです.

少し古くFirefoxやChromiumが辛いようなマシンでリモートのbrow6elに繋いで利用する,回線が細くてうまく表示できないページなどをリモートのVPSなどでbrow6elを使うなどという使い方も良さそうです.

環境

$ build/run_brow6el.sh --version
Brow6el ec0bc3f
User-Agent: Mozilla/5.0 (X11; Linux x86_64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/148.0.7778.96 Brow6el/ec0bc3f
$ lsb_release -dr
Description:    Debian GNU/Linux forky/sid
Release:        n/a
$ arch
x86_64

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