Raspberry Pi の OS の一つの Rasbian に jessie から Raspberry Pi 設定ツールの GUI 版が登場しました.パッケージ名は rc-gui
で,実行ファイルは /usr/bin/rc_gui
です.
( ちょうど先日の鹿児島Linux 勉強会向けに作ったスライドに説明が少しあるので興味のある方はどうぞ.-> 勉強会向けサーバを作ってみる2 / Rasbian jessieを試す/ Google Authenticatorのパスコードを作る )
Raspberry Pi 固有の設定を行うのにほぼ必須のツールなので日本語化されると嬉しい人が多そうな気がしたので翻訳して本家?に投げてみました.(文章量少なかったし)すると取り込まれたようなので記録を残しておきます.
翻訳の手順は,@okano_tさんの以下の文章などが解りやすいと思います.今回は主に poEdit 上で翻訳を行いました.
動作確認が楽なので作業は Rasbian jessie 上で行いました.翻訳に必要なパッケージを導入し,source を入手,poEdit で翻訳して動作確認,GitHub に push して pull request を投げるという感じです.
- パッケージの導入
- source の入手
-
poEdit で翻訳
poEdit を開き,「翻訳プロジェクトを新規作成する」から clone した中のrc_gyui/po/en_GB.po
を開きます.翻訳の言語に「日本語 (日本)」を選び翻訳していきます.
保存を行うとja_JP.po
として保存され,同時にja_JP.mo
が作成されます. -
動作確認
ja_JP.mo
をシステムにコピーしてrc_gui
を実行して動作確認します.
一通り訳したら GitHub で pull request を投げました.
とりあえず試してみる1
リリースサイクルなどがわからないのでいつこの翻訳が取り込まれるかわからないのですが,以下のような手順で翻訳を反映させることが可能です.
必要なパッケージの導入,po
ファイルを mo
ファイルに変換,システムに反映.
とりあえず試してみる2
以下に今の時点での ja_JP.mo
を GitHub に置いたのでとりあえず以下のような感じで試せると思います.(こちらは更新するつもりはないのでどんどん古くなるはずです)
追記)
パッケージ情報を確認すると,違うURL が出てきました.もしかしたら違うところで作業をしてしまった?
One thought to “Rasbian の rc_gui の日本語訳をしてみる”