X11環境でフルスクリーン状態でも時計を表示

macOSでフルスクリーン状態でもその上に時計を表示するアプリを知りました.昔Linux X11環境でも同じようなことをしていたなと掘り出してみました.

No more hovering just for time checking.

X11ではdzen2という汎用メッセージング及び通知アプリです.

Debian環境ではパッケージがあるのでaptコマンドなどで簡単に導入できます,

$ sudo apt install dzen2

そして例えば以下のようにして右上の辺りに時計を表示できます.

dzen2_x=$((`xrandr | grep \* | cut -f1 -dx` - 100 ))
while :; do
    date +"%H:%M:%S"
    sleep 1
done | dzen2 -p 1 -x ${dzen2_x} -y 12 -fn '12' -bg '#000000' -fg '#FFFFFF'

この状態でFirefoxやmpvでフルスクリーン表示してもその上にdzen2が表示され時計が確認できます.

最近はWaylandが規定値の環境が多いですがその場合は使えないと思います.
デスクトップ環境は$XDG_SESSION_TYPEなどで確認できます.

X11の場合
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11
Waylandの場合
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
wayland
環境
$ dpkg-query -W dzen2 x11-xserver-utils
dzen2   0.9.5+git20130923.488ab66-1
x11-xserver-utils       7.7+11
$ lsb_release -dr
Description:    Debian GNU/Linux 13 (trixie)
Release:        13
$ arch
x86_64

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