Google Photos の PWA版を試す

鹿児島らぐの「鹿児島Linux勉強会 2018.06」の帰りにだべっていたときにGoogle Photos の PWA版がリリースされているという話を聞きました.これまでLinux版のアプリはなかったと思うので便利かも?と試してみました.

Google Chromeの設定

Google Chrome で chrome://flags/#enable-desktop-pwas にアクセスしてPWAをEnabled(有効)にします.Google Chromeを再起動すると反映されます.

20180610_19:06:14-7169

 

Google Photosページから導入

Google ChromeでGoogle Photosのページ( https://photos.google.com/ )にアクセスし,ログインします.

右上の「︙」マークの設定に「「Google Photos」をインストールしています︙」という項目が現れるのでこれをクリックすると「アプリをインストールしますか?」と聞かれるので「インストール」ボタンをクリックしてインストールします.(「インストールしています」というメッセージなので待っていたのですがいつまで経ってもインストールが始まりません……)

shutter_18-06-10_19:49:15_001

shutter_18-06-11_02:34:35_001

「インストール」ボタンを押すとポコッとGoogle ChromeからGoogle Photoアプリが分離します.

20180611_02:06:13-10426

これがPWA版のGoogle Photoのようです.

デスクトップアイコンの有効化

デスクトップ上に謎の「~/Desktop/chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop」というファイルが現れました.中見はGoogle Chromeのアプリを呼ぶもののようでそれっぽいです.

$ cat ~/Desktop/chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop
#!/usr/bin/env xdg-open
[Desktop Entry]
Version=1.0
Terminal=false
Type=Application
Name=Google Photos
Exec=/opt/google/chrome/google-chrome --profile-directory=Default --app-id=ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg
Icon=chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default
StartupWMClass=crx_ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg

#この後Chromiumでも試してみたところファイルは上書きされ,Execのgoogle-chromeがchromiumに変わりました.

このファイルを開くと警告が表示され,「信頼して起動(L)」ボタンを押すことでGoogle PhotosのPWA版が起動しました.

20180611_02:06:49-10049

「信頼して起動(L) 」ボタンを押したタイミングで,デスクトップの「chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop」は「Google Photos」という名称とアイコンに代りました.実体は変わっていないようでshellでlsなどをすると以前の名前のままです.

20180611_02:06:21-10504

 

まだリリースされたばかりのせいか機能はWeb版と同じように見えます.メニューには「アプリのダウンロード」がありますし,まだこれからという感じです.

でも切り替わる頃にはフル機能になるでしょうしそうなるとLinuxでも現在のデスクトップ版と同様の機能が使えるようになるのではないかと期待しています.

ちなみに現在の画像ファイルのGoogle Photosへの自動アップロードは ~/Pictures 以下をcrontabでGoogleCLのgoogleコマンドを叩いてアップロードするようにしています.

$ crontab -l|grep google
*/10 * * * *  D=`date +\%m\%d\%H\%M.\%S` ; find ~/Pictures -newer ${HOME}/Pictures/.picasa_time -type f -print0 | xargs -0 -r -n1 google -v picasa post 'Instant Upload' && touch -t ${D} ${HOME}/Pictures/.picasa_time

しかしGoogleCLはオリジナルは認証関連でだいぶん前に動かなくなってフォーク版を使っていたり,PicasaのAPIだったりといつ動かなくなるか不安だったりします.動かなくなる前にPWA版の機能が充実してくれるといいですね.

環境

$ dpkg-query -W google-chrome-stable
google-chrome-stable    67.0.3396.79-1
$ dpkg-query -W chromium
chromium        67.0.3396.62-1
$ uname -m
x86_64
$ lsb_release -d
Description:    Debian GNU/Linux unstable (sid)

Unixstickersでステッカー13枚セットが送料込み$1

It’s FOSSで知ったのですが,現在Unixstickersでステッカー13枚セットが送料込み$1です.

以下のpageのPro packの$9が$1になっています.

 

内訳は以下のようになっているようです.

Badge sticker sheet (Arch Linux + Git + Vim + Python), Vim, Git, Python, Official Bash, Linux Tux, Debian, Arch Linux, Javascript, GoLang.

購入してみたところ日本への発送でも確かに$1でした.

20180611_20:06:29-13786

購入したのは11日でした.12日に発送の連絡が来ました.UPSのtracking number付きなので追跡もできそうです.

ステッカーセット3種類以外のグッズがなくなってしまっているのは悲しいですね.そのうち復活して欲しいです.

追記)
無事到着しました.

Trackingも出来たので安心でした.ちなみに購入したのは 6/11 の夜で,家に投函されたのは 6/23 でした.

20180625_07:06:28-491

沢山買っている人もいますね!

#unixstickers #stickermule #linux #unix #python #vim #git #coding #stickers #debian #redhat #ubuntu #archlinux

Ben Al-Assadiさん(@benalassadirus)がシェアした投稿 –

xargsで実行結果が無いときは実行しない

よくfindコマンドとxargsコマンドを組み合わせますが,findの結果が0のときでもxargsは動いてファイルがないのでエラーが出力されてしまいます.

$ find . -name 'hoge' -print | wc -l

0

$ find . -name 'hoge' -print | xargs flickcurl upload

flickcurl: Minimum of 1 arguments for command `upload'

  USAGE: flickcurl upload FILE [PARAMS...]

Try `flickcurl --help' for more information.

xargsを使わないでfindの-execで回避できるのですが,xargsを使いたいです.

$ find . -name 'hoge' -exec flickcurl upload {} \;

manをみるとそのもののオプションがありました.

-r, –no-run-if-empty
If the standard input does not contain any nonblanks, do not run the command. Normally, the command is run once even if there is no input. This option is a
GNU extension.

早速試してみるとうまく行きました :)

$ find . -name 'hoge' -print | xargs -r flickcurl upload

StarDictからGoldenDictに移行した

The original StarDict project has recently been removed from SourceForge due to copyright infringement reports. Most of the files were lost with the demise of the project.

てことで後継のGoldenDictを試してみました.

StarDictでは辞書は英辞郎(テキストデータ版)とstardict-dic-jaを利用していました.

英辞郎の辞書は以下のページのscriptを利用してStarDict形式に変換しました.

eiji2sd_20160307.zipの中のPerl版(eiji2sd-text.pl)を利用して変換後StarDictの辞書ディレクトリにコピーしていました.以下は古めのマシンで実行しているので30分近く変換に掛かっていますが,通常はもっと短い時間で終わると思います.

$ unzip eiji2sd_20160307.zip
$ time perl eiji2sd-text.pl ../EIJIRO-1444.TXT
Now reading: yohimbine activation
Sorting...
Writing dictionary:  99% Zina
Done.

real    26m41.099s
user    3m3.413s
sys     0m7.541s
$ sudo install -b -D -g root -o root -m 0444 ./* /usr/share/stardict/dic/eijiro/

という状態でStarDictを利用していました.

GoldenDictの導入

20180511_17:05:38-1489

GoldenDictをディストリビューションパッケージで導入します.

$ sudo apt install goldendict

GoldenDictの辞書設定

導入したら早速起動して辞書の設定を行います.

メニューバーの「編集」->「辞書」で辞書ウィンドウを起動.
「ソース」タブの「ファイル」タブで「追加」ボタンを押し,辞書を追加します.GoldenDictもStarDictの辞書形式を利用できるのでStarDictの辞書ディレクトリを指定します.「/usr/share/stardict/dic」を指定しました.辞書データをGoldenDictの辞書ディレクトリに持っていってもokです.その場合は「`
追加したあと「再帰」チェックボックスにチェックをし,「今すぐ再スキャン」ボタンを押します.上部の「辞書」タブで辞書が反映されているか確認します.

20180511_20:05:16-26744

一旦ウィンドゥを閉じて,利用したいスキャンポップアップ機能を試します.タスクトレイのGoldenDictアイコンを右クリックして,「スキャン ポップアップ」にチェックが入っているのを確認して,適当な文字列を選択してポップアップウィンドウで辞書引きが出来るのを確認します.

20180511_17:05:24-20380

このままではちょっとポップアップが出る頻度が多くてうっとおしいですし,日本語入力が基本的に不可能になってしまいます.タスクトレイアイコンでOn/Offが出来ますが面倒です.

「編集」->「環境設定」の「スキャンポップアップ」タブの「すべての選択されたキーが押されているときのみポップアップを表示する」をチェックして有効にします.

20180608_14:06:17-1723

もう一つCtrl+c+cでもポップアップが表示されます.これは「ホットキー」タブの「クリップボードからの単語を翻訳するのに次のホットキーを使用します」が有効になっているためです.私はクリップボードへのコピー時につい2回cを押してこれを出してしまうので無効にしました.

20180530_05:05:23-12855

オンライン辞書の利用

「編集」->「辞書」の「ソース」タブの「Wikipedia」タブでWikipediaを引けるようになります.しかし,プリセットを有効にしても使えません.

20180511_18:05:19-17217

「アドレス」のURLをhttp://からhttps://に修正することで使えるようになりました.これが案外便利です.

20180511_18:05:40-14823shutter_18-05-11_19:35:24_001

Wikipediaが便利なので「Webサイト」タブで「ニコニコ大百科」と「はてなキーワード」も追加してみましたが表示されるまでの時間がかかりすぎるし,ヘッダーなどでコンテンツが見えづらいのでちょっとこのままでは使えなさそうです.

20180511_22:05:11-774120180511_23:05:11-26007

環境

Ubuntu 16.04 LTS arm64
Debian sid amd64

Windows10標準のsshの鍵はレジストリに保存されているらしい

[janog:14329] より.

Windows 10標準のssh-keygenで鍵を作ると標準で %HOMEPATH%/.ssh で鍵が管理されるようだけどここから消した鍵が再起動後も使えてしまうという話からはじまっている.

HKCU\Software\OpenSSH\Agent\Keys 以下に保存されているらしい.

以下のscriptでレジストリ内の鍵が取り出せるよう.

今環境がないけどなんか嵌りそうだし今度試してみよう.

スワップファイルを作ってお手軽にスワップを増やす

RAMを大量に必要とするプログラムがあって遅くてもいいから一時的にスワップを増やしてやり過ごすことがあります.また,RAMの少ないマシンでディスクの構成をいじるのが面倒なときにもスワップファイルが使えます.ということで今回RAMが2GBでそこそこあるけど偶に使い切ってしまう(主にchromium!)のでスワップファイルを用意してみました.

スワップファイルを作成します.今回は/var/tmp/swap.imgというファイルで2GB用意しました.

$ sudo install -o root -g root -m 0600 /dev/null /var/tmp/swap.img
$ sudo dd if=/dev/zero of=/var/tmp/swap.img bs=1M count=2048
$ sudo mkswap /var/tmp/swap.img

とりあえずスワップファイルをアドホックに有効にします.

$ sudo swapon /var/tmp/swap.img 

.スワップが増えています.

$ swapon -s
Filename                                Type            Size    Used    Priority
/dev/zram0                              partition       254688  80024   5
/dev/zram1                              partition       254688  80016   5
/dev/zram2                              partition       254688  79940   5
/dev/zram3                              partition       254688  79928   5
/var/tmp/swap.img                       file            2097148 0       -1

一時的に必要な場合はこれで良いのですが,恒久的に利用したい場合はこのままでは再起動後には有効になりません./etc/fstabに設定を書いて起動時に有効になるようにします.

$ sudo vi /etc/fstab
$ grep -i swap.img /etc/fstab 
/var/tmp/swap.img     none    swap    sw      0       0

一旦swapoffでスワップを無効にしてswapon -aでfatabの設定が有効か試します.swapon -afstabのスワップの設定を全て有効にします.

$ sudo swapoff /var/tmp/swap.img
$ sudo swapon -a
$ swapon -s
Filename                                Type            Size    Used    Priority
/dev/zram0                              partition       254688  80020   5
/dev/zram1                              partition       254688  80016   5
/dev/zram2                              partition       254688  79940   5
/dev/zram3                              partition       254688  79928   5
/var/tmp/swap.img                       file            2097148 0       -1

念のため再起動してスワップファイルが有効かも試せばOKです :)

スワップファイルの利用はお手軽ですが,スワップパーティーションに比べると性能は少し落ちるので可能ならスワップパーティーションを利用したほうが良いです.RAMが増設できるならそれが一番です.

環境

$ dpkg-query -W mount
mount   2.27.1-6ubuntu3.6
$ lsb_release -d
Description:    Ubuntu 16.04.4 LTS
$ uname -m
aarch64

MACアドレスをランダムに変更してくれるGNU MAC Changerを試してみる

簡単にMACアドレスをランダムに偽装できる GNU MAC Changer を試してみました.

導入

$ sudo apt install macchanger

導入時にネットワークインターフェイスが有効になるときにmacchangerを有効にするかどうかを聞いてきます.

 ┌────────────────────────┤ Configuring macchanger ├─────────────────────────┐
 │                                                                           │ 
 │ Please specify whether macchanger should be set up to run automatically   │ 
 │ every time a network device is brought up or down. This gives a new MAC   │ 
 │ address whenever you attach an ethernet cable or reenable wifi.           │ 
 │                                                                           │ 
 │ Change MAC automatically?                                                 │ 
 │                                                                           │ 
 │                    <Yes>                       <No>                       │ 
 │                                                                           │ 
 └───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘ 
                                                                               

20180529_21:05:46-14602

あとで変更したい場合は sudo dpkg-reconfigure macchanger で再度設定できます.

help

$ macchanger --help
GNU MAC Changer
Usage: macchanger [options] device

  -h,  --help                   Print this help
  -V,  --version                Print version and exit
  -s,  --show                   Print the MAC address and exit
  -e,  --ending                 Don't change the vendor bytes
  -a,  --another                Set random vendor MAC of the same kind
  -A                            Set random vendor MAC of any kind
  -p,  --permanent              Reset to original, permanent hardware MAC
  -r,  --random                 Set fully random MAC
  -l,  --list[=keyword]         Print known vendors
  -b,  --bia                    Pretend to be a burned-in-address
  -m,  --mac=XX:XX:XX:XX:XX:XX
       --mac XX:XX:XX:XX:XX:XX  Set the MAC XX:XX:XX:XX:XX:XX

Report bugs to https://github.com/alobbs/macchanger/issues

現在のMACアドレス確認

wls1のMACアドレスは00:22:fa:33:45:6aになっています.

$ ip link show wls1 
2: wls1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP mode DORMANT group default qlen 1000
    link/ether 00:22:fa:33:45:6a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

ネットワークインターフェイスをダウン

upのままだとエラーとなります.([ERROR] Could not change MAC: interface up or insufficient permissions: Operation not permitted)

$ sudo ip link set dev wls1 down

MACアドレスをランダムに変更

$ sudo macchanger -r wls1
Current MAC:   de:ed:be:ef:01:23 (unknown)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       7a:a9:98:47:10:1a (unknown)

macアドレスを元に戻す

$ sudo macchanger -p wls1
Current MAC:   78:a9:98:e1:2e:f8 (unknown)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)

ベンダーIDは保持してランダムに変更

このオプションは使い勝手が良さそうですね.

$ sudo macchanger -e wls1
Current MAC:   00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       00:22:fa:db:b9:ed (Intel Corporate)

手動設定

これはip link set dev wls1 de:ed:be:ef:01:23ifconfig wls1 hw ether de:ed:be:ef:01:23と同じなのであまりmacchangerを使う意味ないですね.

$ sudo macchanger --mac=de:ed:be:ef:01:23 wls1
Current MAC:   00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       de:ed:be:ef:01:23 (unknown)

ネットワークインターフェイスをアップ

upして何時ものように利用します.

$ sudo ip link set dev wls1 up

自動起動時の動作

/etc/network/if-pre-up.d/macchanger, /etc/network/if-post-down.d/macchangerで設定しているようです.この中を見ると,以下のように-e optionで実行されるのでベンダーIDは維持した状態でランダムに設定されるようです.

/usr/bin/{package} -e IFACE >> $LOGFILE 2>&1

ログファイルは/var/log/macchanger.logに保存されます.

環境

$ neofetch 
       _,met$$$$$gg.          mk@x200 
    ,g$$$$$$$$$$$$$$$P.       ------- 
  ,g$$P"     """Y$$.".        OS: Debian GNU/Linux unstable (sid) x86_64 
 ,$$P'              `$$$.     Model: 74574PJ ThinkPad X200 
',$$P       ,ggs.     `$$b:   Kernel: 4.16.0-1-amd64 
`d$$'     ,$P"'   .    $$$    Uptime: 2 days, 13 hours, 17 minutes 
 $$P      d$'     ,    $$P    Packages: 5718 
 $$:      $$.   -    ,d$$'    Shell: bash 4.4.19 
 $$;      Y$b._   _,d$P'      Resolution: 1280x800 
 Y$$.    `.`"Y$$$$P"'         WM: awesome 
 `$$b      "-.__              Terminal: sakura 
  `Y$$                        Terminal Font: Fira Code 11 
   `Y$$.                      CPU: Intel Core 2 Duo P8400 (2) @ 2.267GHz 
     `$$b.                    GPU: Intel® GM45 Express Chipset 
       `Y$$b.                 Memory: 6579MiB / 7871MiB 
          `"Y$b._ 
              `"""                                    

$ dpkg-query -W macchanger
macchanger      1.7.0-5.3+b1

wgetコマンドでCMSサイトを静的html化

CMSのサイトをもう更新しない,でもアーカイブとして残したいという場合CMSの機能は必要なくなります.メンテナンスコストやセキュリティの面からも動的じゃなく静的にしたほうが良いです.
ということでwgetコマンドを使って静的html化を試してみました.

$ wget --mirror --page-requisites --html-extension --convert-links http://example.com/

基本的にこれだけでOKでした.

  • –mirror

    • サイトのミラーに適したオプションです.再帰的な取得などを行います.次のオプションと同等です.-r -N -l inf --no-remove-listing
  • –page-requisites

    • ページに必要な画像やスタイルシートなどのコンテンツも取得します.
  • –html-extension

    • 取得したhtmlコンテンツの拡張子を.htmlに変換します.
  • –convert-links

    • 取得したコンテンツをダンロードしたコンテンツを参照するように書き換えます.例えばfoor/doc.htmlから/bar/img.gifを参照している場合 doc.html のリンクを../bar/img.gifと書き換えます.
  • http://example.com/

    • 取得したいsiteのurlです.

入手したアーカイブは静的htmlなので適当な場所に置いてアクセスすればOK.確認時は旧siteのコンテンツを見に行ったりしないように確認するマシンのhostsに以下のような細工をしました.

$ grep example.com /etc/hosts
127.0.0.1       example.com

大丈夫そうでしたが,検索ボックスはCMSの機能を使っているので動かなくなりました.検索ボックス自体を消してしまってもいいと思うのですが,今回はDuckDuckGoのものに変更してみました.これについては次のエントリにて.

今回試したCMSはImpress Pageです.参考にしたsiteではWordPressをアーカイブしていました.他のCMSでも応用が効きそうです.

参考URL

 

DuckDuckGoの検索ボックスを利用する

もう更新しないCMSを

$ wget --spider --recursive --no-directories --no-verbose ${SITEURL}

のような感じでhtml化したのですが,検索ボックスは動的なままです.検索エンジンの検索ボックスに入れ替えると良いのではとDuckDuckGoのものを探してみました.

例えばこれでこのblogの検索が出来るようになります.

この辺りを見てカスタマイズするとさらにいいかもしれません.

Googleが一般的ですがDuckDuckGoはアカウントも必要ないしお手軽でいいですね.

関連

 

microSDスロットの固定機構の壊れたRaspberry Pi 2 Bのバネを取り外して普通に使えるようにする

SANY0011

Raspberry Pi 2 Bを使っているのですが,以前からmicroSDソケットの固定機構が壊れてしまっています.セロハンテープで留めて更にケースに入れて動きにくくしているのですがたまにずれるようで起動中にストレージを見失ってしまうことがあります.(そして数回に一回は要fsckに)

ちょっと面倒なので対処したいなと思いながら放置していたのですが,また今日も起こったので調べてみることに.多分microSDを押し返すピンかバネを無くしてしまえたら解決しそうな気がします.でも内部が見えないのでどこにピンやバネがあるのかよくわからないです.

SANY0015

きっと先駆者が居るだろうと検索するといくつかそれらしいページを見つけました.

ソケットを交換するアプローチ

ソケットの中のスプリングを取り出してしまうアプローチ

後者のスプリングを取り出すのが簡単そうだし,最悪失敗しても前者のソケットを交換すればいいかなと試してみました.スプリングの場所が分かったのですが現物を見てもよくわからないです.光を当てながら少し斜めから見るとバネが見えました.バネの横の部分を一旦開けて中を確認する人も居るようです.

SANY0019

ここで安全ピンのピン先でこじるようにと思いましたがちょっと安全ピンが大きいせいかソケットが膨らむのでジャンパワイヤのオスを使いました.

ソケットのスプリングの上側からこじるとプラスチックのラッチが外れました.一旦ラッチを取り出して更にその奥をこじるとスプリングの反応がありました.スプリングを内側に倒してから引っ張り上げるようにして取り外せました.

SANY0020

この状態でmicroSDを差し込むとmicroSDは押し返されなくなりました!これで最近のRaspberry Pi Zero(多分3B/3B+も)と同じような使い勝手になったと思います.

SANY0022

今回はRaspberry Pi 2 Bでしたが,Raspberry Pi B+/Raspbery Pi A+もロック機構が壊れたら同様の機構なので同じように解決できると思います.

今だと最新のRaspberry Pi 3 B+を買う人が多いでしょうが.