Flickrにコマンドラインから画像をアップロードするFlickr-Uploadを試す

何時もはflickcurlを利用しているのですが,複数のアカウントに対応していないようなので別のツールを探してFlickr-Uploadを見つけました.

const char* config_filename = ".flickcurl.conf";

Install

$ sudo apt install libflickr-upload-perl

認証

  • URLを開くと認証画面になるので許可する
  • リダイレクトでダミーURLに飛ばされるのでそのURLをURL:のところに貼り付ける
$ flickr_upload --oauth
Please open this URL in your browser and follow the instructions:

https://api.flickr.com/services/oauth/authorize?oauth_token=72157697799378834-ad02ea9a475eac80&perms=write

When you authorize this app, you'll be directed to a dummy URL
that contains a confirmation code. Paste that URL here.

URL: https://127.0.0.1/?oauth_token=999999999999999999-deadbeefdeadbeef&oauth_verifier=123456bdeadbeef
Saving OAuth credentials to /home/mk/.flickroauth.st
Uploading /home/mk/.flickrrc...Can't read photo '/home/mk/.flickrrc' at /usr/share/perl5/Flickr/Upload.pm line 128, <STDIN> line 1.
  • ~/.flickroauth.st に認証ファイルが作られる
$ ls -l /home/mk/.flickroauth.st
-rw-r--r-- 1 mk mk 673  6月 24 08:47 /home/mk/.flickroauth.st

アップロード

$ flickr_upload --public 1 ~/Pictures/20180624_06:06:55-8334.jpg
Uploading /home/mk/Pictures/20180624_06:06:55-8334.jpg...
Waiting for upload results (ctrl-C if you don't care)...
/home/mk/Pictures/20180624_06:06:55-8334.jpg is at https://www.flickr.com/tools/uploader_edit.gne?ids=12345678902

10分毎に自動アップロード

2,12,22,32,42,52 * * * *    D=`date +\%m\%d\%H\%M.\%S` ; find ~/Pictures -newer ${HOME}/Pictures/.flickr_time \( -iname "*.jpg" -o -iname "*.png" \) -type f -print0 | xargs -0 -r -n1 flickr_upload --public 0 --tag 'autoupload' && touch -t ${D} ${HOME}/Pictures/.flickr_time

*/10+2とかできればいいのに

環境

$ dpkg-query -W libflickr-upload-perl
libflickr-upload-perl   1.60-1
$ lsb_release -d
Description:    Debian GNU/Linux unstable (sid)
$ uname -m
x86_64

Mountainから山が消えて困る

Steamは今日からサマーセールですが,なんとなく久々にSteamのMountainを起動すると山が居ません.

20180622_02:06:49-1858

本来なら宇宙の中にこの靄に囲まれた山があるはずなんですが居ません.キーを叩くとピアノが弾けるはずなのですがこれも無反応..で山の意思は聞こえます.

コミニュティガイドを見ながら以下のあたりを試そうとするもピアノが弾けないせいか反応がありません.

リセット : SBN,ASSSS
山を作り直す。(今の山は消滅する。)

隠しメニュー : FS,N,SFS,N,S,
山の年齢や木の数などが見られる。
LOADで事前にセーブした時点の山まで戻ることができる。
REGENは山を作り直す。

多分データがおかしくなったのだろうとアンインストールしてインストールし直しても駄目です.Windows/Macでは以下のような情報が.

データの初期化方法
山がバグってどうしようもなくなった人が居たので(山を破壊するコマンドも無意味だった)データ初期化の方法を記しておきます。

Windows: C:\Users\USERNAME\AppData\LocalLow\Trash\Mountain
Mac:   Users\Library\Caches\Unity.Trash.Mountain

にあるファイルを削除すれば初期化することができます。

findコマンドの-mmin~/.steam, ~/.config辺りを探してみるとそれらしいディレクトリを発見.
'~/.config/unity3d/David OReilly' このディレクトリを退避してみましたが変化はありません.

SteamのMountainのプロパティを見てみると,「アップデート」タブに「Steam クラウド」という項目がありました.

20180622_01:06:30-22237

このチェックを外して,'~/.config/unity3d/David OReilly'を削除してみたところ初期状態になりました!

20180622_02:06:24-2233

そして新しい山が作れました :)

20180622_02:06:12-2785

てことで山を眺めることが出来るようになりました.

20180622_02:06:27-2930

Mountainが気になる人は7/6迄サマーセール49% offで50円なので気になる方は買ってみてはどうでしょう.操作はコミニュティガイドの日本語を読むと良いです.Linux版もあるのでWineSteamとかを挟まなくても遊べます.

ところで先日移動中にMauntainのような桜島を見かけました.
IMGP5151IMGP5160IMGP5162IMGP5164

Google Photos の PWA版を試す

鹿児島らぐの「鹿児島Linux勉強会 2018.06」の帰りにだべっていたときにGoogle Photos の PWA版がリリースされているという話を聞きました.これまでLinux版のアプリはなかったと思うので便利かも?と試してみました.

Google Chromeの設定

Google Chrome で chrome://flags/#enable-desktop-pwas にアクセスしてPWAをEnabled(有効)にします.Google Chromeを再起動すると反映されます.

20180610_19:06:14-7169

 

Google Photosページから導入

Google ChromeでGoogle Photosのページ( https://photos.google.com/ )にアクセスし,ログインします.

右上の「︙」マークの設定に「「Google Photos」をインストールしています︙」という項目が現れるのでこれをクリックすると「アプリをインストールしますか?」と聞かれるので「インストール」ボタンをクリックしてインストールします.(「インストールしています」というメッセージなので待っていたのですがいつまで経ってもインストールが始まりません……)

shutter_18-06-10_19:49:15_001

shutter_18-06-11_02:34:35_001

「インストール」ボタンを押すとポコッとGoogle ChromeからGoogle Photoアプリが分離します.

20180611_02:06:13-10426

これがPWA版のGoogle Photoのようです.

デスクトップアイコンの有効化

デスクトップ上に謎の「~/Desktop/chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop」というファイルが現れました.中見はGoogle Chromeのアプリを呼ぶもののようでそれっぽいです.

$ cat ~/Desktop/chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop
#!/usr/bin/env xdg-open
[Desktop Entry]
Version=1.0
Terminal=false
Type=Application
Name=Google Photos
Exec=/opt/google/chrome/google-chrome --profile-directory=Default --app-id=ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg
Icon=chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default
StartupWMClass=crx_ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg

#この後Chromiumでも試してみたところファイルは上書きされ,Execのgoogle-chromeがchromiumに変わりました.

このファイルを開くと警告が表示され,「信頼して起動(L)」ボタンを押すことでGoogle PhotosのPWA版が起動しました.

20180611_02:06:49-10049

「信頼して起動(L) 」ボタンを押したタイミングで,デスクトップの「chrome-ncmjhecbjeaamljdfahankockkkdmedg-Default.desktop」は「Google Photos」という名称とアイコンに代りました.実体は変わっていないようでshellでlsなどをすると以前の名前のままです.

20180611_02:06:21-10504

 

まだリリースされたばかりのせいか機能はWeb版と同じように見えます.メニューには「アプリのダウンロード」がありますし,まだこれからという感じです.

でも切り替わる頃にはフル機能になるでしょうしそうなるとLinuxでも現在のデスクトップ版と同様の機能が使えるようになるのではないかと期待しています.

ちなみに現在の画像ファイルのGoogle Photosへの自動アップロードは ~/Pictures 以下をcrontabでGoogleCLのgoogleコマンドを叩いてアップロードするようにしています.

$ crontab -l|grep google
*/10 * * * *  D=`date +\%m\%d\%H\%M.\%S` ; find ~/Pictures -newer ${HOME}/Pictures/.picasa_time -type f -print0 | xargs -0 -r -n1 google -v picasa post 'Instant Upload' && touch -t ${D} ${HOME}/Pictures/.picasa_time

しかしGoogleCLはオリジナルは認証関連でだいぶん前に動かなくなってフォーク版を使っていたり,PicasaのAPIだったりといつ動かなくなるか不安だったりします.動かなくなる前にPWA版の機能が充実してくれるといいですね.

環境

$ dpkg-query -W google-chrome-stable
google-chrome-stable    67.0.3396.79-1
$ dpkg-query -W chromium
chromium        67.0.3396.62-1
$ uname -m
x86_64
$ lsb_release -d
Description:    Debian GNU/Linux unstable (sid)

StarDictからGoldenDictに移行した

The original StarDict project has recently been removed from SourceForge due to copyright infringement reports. Most of the files were lost with the demise of the project.

てことで後継のGoldenDictを試してみました.

StarDictでは辞書は英辞郎(テキストデータ版)とstardict-dic-jaを利用していました.

英辞郎の辞書は以下のページのscriptを利用してStarDict形式に変換しました.

eiji2sd_20160307.zipの中のPerl版(eiji2sd-text.pl)を利用して変換後StarDictの辞書ディレクトリにコピーしていました.以下は古めのマシンで実行しているので30分近く変換に掛かっていますが,通常はもっと短い時間で終わると思います.

$ unzip eiji2sd_20160307.zip
$ time perl eiji2sd-text.pl ../EIJIRO-1444.TXT
Now reading: yohimbine activation
Sorting...
Writing dictionary:  99% Zina
Done.

real    26m41.099s
user    3m3.413s
sys     0m7.541s
$ sudo install -b -D -g root -o root -m 0444 ./* /usr/share/stardict/dic/eijiro/

という状態でStarDictを利用していました.

GoldenDictの導入

20180511_17:05:38-1489

GoldenDictをディストリビューションパッケージで導入します.

$ sudo apt install goldendict

GoldenDictの辞書設定

導入したら早速起動して辞書の設定を行います.

メニューバーの「編集」->「辞書」で辞書ウィンドウを起動.
「ソース」タブの「ファイル」タブで「追加」ボタンを押し,辞書を追加します.GoldenDictもStarDictの辞書形式を利用できるのでStarDictの辞書ディレクトリを指定します.「/usr/share/stardict/dic」を指定しました.辞書データをGoldenDictの辞書ディレクトリに持っていってもokです.その場合は「`
追加したあと「再帰」チェックボックスにチェックをし,「今すぐ再スキャン」ボタンを押します.上部の「辞書」タブで辞書が反映されているか確認します.

20180511_20:05:16-26744

一旦ウィンドゥを閉じて,利用したいスキャンポップアップ機能を試します.タスクトレイのGoldenDictアイコンを右クリックして,「スキャン ポップアップ」にチェックが入っているのを確認して,適当な文字列を選択してポップアップウィンドウで辞書引きが出来るのを確認します.

20180511_17:05:24-20380

このままではちょっとポップアップが出る頻度が多くてうっとおしいですし,日本語入力が基本的に不可能になってしまいます.タスクトレイアイコンでOn/Offが出来ますが面倒です.

「編集」->「環境設定」の「スキャンポップアップ」タブの「すべての選択されたキーが押されているときのみポップアップを表示する」をチェックして有効にします.

20180608_14:06:17-1723

もう一つCtrl+c+cでもポップアップが表示されます.これは「ホットキー」タブの「クリップボードからの単語を翻訳するのに次のホットキーを使用します」が有効になっているためです.私はクリップボードへのコピー時につい2回cを押してこれを出してしまうので無効にしました.

20180530_05:05:23-12855

オンライン辞書の利用

「編集」->「辞書」の「ソース」タブの「Wikipedia」タブでWikipediaを引けるようになります.しかし,プリセットを有効にしても使えません.

20180511_18:05:19-17217

「アドレス」のURLをhttp://からhttps://に修正することで使えるようになりました.これが案外便利です.

20180511_18:05:40-14823shutter_18-05-11_19:35:24_001

Wikipediaが便利なので「Webサイト」タブで「ニコニコ大百科」と「はてなキーワード」も追加してみましたが表示されるまでの時間がかかりすぎるし,ヘッダーなどでコンテンツが見えづらいのでちょっとこのままでは使えなさそうです.

20180511_22:05:11-774120180511_23:05:11-26007

環境

Ubuntu 16.04 LTS arm64
Debian sid amd64

スワップファイルを作ってお手軽にスワップを増やす

RAMを大量に必要とするプログラムがあって遅くてもいいから一時的にスワップを増やしてやり過ごすことがあります.また,RAMの少ないマシンでディスクの構成をいじるのが面倒なときにもスワップファイルが使えます.ということで今回RAMが2GBでそこそこあるけど偶に使い切ってしまう(主にchromium!)のでスワップファイルを用意してみました.

スワップファイルを作成します.今回は/var/tmp/swap.imgというファイルで2GB用意しました.

$ sudo install -o root -g root -m 0600 /dev/null /var/tmp/swap.img
$ sudo dd if=/dev/zero of=/var/tmp/swap.img bs=1M count=2048
$ sudo mkswap /var/tmp/swap.img

とりあえずスワップファイルをアドホックに有効にします.

$ sudo swapon /var/tmp/swap.img 

.スワップが増えています.

$ swapon -s
Filename                                Type            Size    Used    Priority
/dev/zram0                              partition       254688  80024   5
/dev/zram1                              partition       254688  80016   5
/dev/zram2                              partition       254688  79940   5
/dev/zram3                              partition       254688  79928   5
/var/tmp/swap.img                       file            2097148 0       -1

一時的に必要な場合はこれで良いのですが,恒久的に利用したい場合はこのままでは再起動後には有効になりません./etc/fstabに設定を書いて起動時に有効になるようにします.

$ sudo vi /etc/fstab
$ grep -i swap.img /etc/fstab 
/var/tmp/swap.img     none    swap    sw      0       0

一旦swapoffでスワップを無効にしてswapon -aでfatabの設定が有効か試します.swapon -afstabのスワップの設定を全て有効にします.

$ sudo swapoff /var/tmp/swap.img
$ sudo swapon -a
$ swapon -s
Filename                                Type            Size    Used    Priority
/dev/zram0                              partition       254688  80020   5
/dev/zram1                              partition       254688  80016   5
/dev/zram2                              partition       254688  79940   5
/dev/zram3                              partition       254688  79928   5
/var/tmp/swap.img                       file            2097148 0       -1

念のため再起動してスワップファイルが有効かも試せばOKです :)

スワップファイルの利用はお手軽ですが,スワップパーティーションに比べると性能は少し落ちるので可能ならスワップパーティーションを利用したほうが良いです.RAMが増設できるならそれが一番です.

環境

$ dpkg-query -W mount
mount   2.27.1-6ubuntu3.6
$ lsb_release -d
Description:    Ubuntu 16.04.4 LTS
$ uname -m
aarch64

MACアドレスをランダムに変更してくれるGNU MAC Changerを試してみる

簡単にMACアドレスをランダムに偽装できる GNU MAC Changer を試してみました.

導入

$ sudo apt install macchanger

導入時にネットワークインターフェイスが有効になるときにmacchangerを有効にするかどうかを聞いてきます.

 ┌────────────────────────┤ Configuring macchanger ├─────────────────────────┐
 │                                                                           │ 
 │ Please specify whether macchanger should be set up to run automatically   │ 
 │ every time a network device is brought up or down. This gives a new MAC   │ 
 │ address whenever you attach an ethernet cable or reenable wifi.           │ 
 │                                                                           │ 
 │ Change MAC automatically?                                                 │ 
 │                                                                           │ 
 │                    <Yes>                       <No>                       │ 
 │                                                                           │ 
 └───────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘ 
                                                                               

20180529_21:05:46-14602

あとで変更したい場合は sudo dpkg-reconfigure macchanger で再度設定できます.

help

$ macchanger --help
GNU MAC Changer
Usage: macchanger [options] device

  -h,  --help                   Print this help
  -V,  --version                Print version and exit
  -s,  --show                   Print the MAC address and exit
  -e,  --ending                 Don't change the vendor bytes
  -a,  --another                Set random vendor MAC of the same kind
  -A                            Set random vendor MAC of any kind
  -p,  --permanent              Reset to original, permanent hardware MAC
  -r,  --random                 Set fully random MAC
  -l,  --list[=keyword]         Print known vendors
  -b,  --bia                    Pretend to be a burned-in-address
  -m,  --mac=XX:XX:XX:XX:XX:XX
       --mac XX:XX:XX:XX:XX:XX  Set the MAC XX:XX:XX:XX:XX:XX

Report bugs to https://github.com/alobbs/macchanger/issues

現在のMACアドレス確認

wls1のMACアドレスは00:22:fa:33:45:6aになっています.

$ ip link show wls1 
2: wls1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP mode DORMANT group default qlen 1000
    link/ether 00:22:fa:33:45:6a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

ネットワークインターフェイスをダウン

upのままだとエラーとなります.([ERROR] Could not change MAC: interface up or insufficient permissions: Operation not permitted)

$ sudo ip link set dev wls1 down

MACアドレスをランダムに変更

$ sudo macchanger -r wls1
Current MAC:   de:ed:be:ef:01:23 (unknown)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       7a:a9:98:47:10:1a (unknown)

macアドレスを元に戻す

$ sudo macchanger -p wls1
Current MAC:   78:a9:98:e1:2e:f8 (unknown)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)

ベンダーIDは保持してランダムに変更

このオプションは使い勝手が良さそうですね.

$ sudo macchanger -e wls1
Current MAC:   00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       00:22:fa:db:b9:ed (Intel Corporate)

手動設定

これはip link set dev wls1 de:ed:be:ef:01:23ifconfig wls1 hw ether de:ed:be:ef:01:23と同じなのであまりmacchangerを使う意味ないですね.

$ sudo macchanger --mac=de:ed:be:ef:01:23 wls1
Current MAC:   00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
Permanent MAC: 00:22:fa:33:45:6a (Intel Corporate)
New MAC:       de:ed:be:ef:01:23 (unknown)

ネットワークインターフェイスをアップ

upして何時ものように利用します.

$ sudo ip link set dev wls1 up

自動起動時の動作

/etc/network/if-pre-up.d/macchanger, /etc/network/if-post-down.d/macchangerで設定しているようです.この中を見ると,以下のように-e optionで実行されるのでベンダーIDは維持した状態でランダムに設定されるようです.

/usr/bin/{package} -e IFACE >> $LOGFILE 2>&1

ログファイルは/var/log/macchanger.logに保存されます.

環境

$ neofetch 
       _,met$$$$$gg.          mk@x200 
    ,g$$$$$$$$$$$$$$$P.       ------- 
  ,g$$P"     """Y$$.".        OS: Debian GNU/Linux unstable (sid) x86_64 
 ,$$P'              `$$$.     Model: 74574PJ ThinkPad X200 
',$$P       ,ggs.     `$$b:   Kernel: 4.16.0-1-amd64 
`d$$'     ,$P"'   .    $$$    Uptime: 2 days, 13 hours, 17 minutes 
 $$P      d$'     ,    $$P    Packages: 5718 
 $$:      $$.   -    ,d$$'    Shell: bash 4.4.19 
 $$;      Y$b._   _,d$P'      Resolution: 1280x800 
 Y$$.    `.`"Y$$$$P"'         WM: awesome 
 `$$b      "-.__              Terminal: sakura 
  `Y$$                        Terminal Font: Fira Code 11 
   `Y$$.                      CPU: Intel Core 2 Duo P8400 (2) @ 2.267GHz 
     `$$b.                    GPU: Intel® GM45 Express Chipset 
       `Y$$b.                 Memory: 6579MiB / 7871MiB 
          `"Y$b._ 
              `"""                                    

$ dpkg-query -W macchanger
macchanger      1.7.0-5.3+b1

Devuan jessieをasciiにdist-upgradeしてみた

screenshot

Devuan asciiもRelease Candidateが出てそろそろ正式版になりそうです.てことで手元のDevuan jessie i386環境をascii環境にdist-upgradeしてみました.

DevuanはDebianからフォークした脱Systemdなディストリビューションです.コードネームはjessieはDebianと同じですがその次のバージョンから独自になっていて,Devuan asciiはDebian stretch相当になります.

アップグレードのドキュメントは以下にありました.

うーんシンプル.念の為Debianの文章も参考にします.

これらの文章と違うところはsources.list編集時にapt edit-sourcesコマンドを使ったくらいです.今回はこんな感じに.

diff --git a/apt/sources.list b/apt/sources.list
index 142945f..afaa14d 100644
--- a/apt/sources.list
+++ b/apt/sources.list
@@ -1,16 +1,16 @@
-# deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie main
+# deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii main
 
-deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie main non-free contrib
-deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie main non-free contrib
+deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii main non-free contrib
+deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii main non-free contrib
 
-# jessie-security, previously known as 'volatile'
-deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-security main contrib non-free
-deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-security main contrib non-free
+# ascii-security, previously known as 'volatile'
+deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-security main contrib non-free
+deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-security main contrib non-free
 
-# jessie-updates, previously known as 'volatile'
-deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-updates main contrib non-free
-deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-updates main contrib non-free
+# ascii-updates, previously known as 'volatile'
+deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-updates main contrib non-free
+deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-updates main contrib non-free
 
-# jessie-backports, previously on backports.debian.org
-deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-backports main contrib non-free
-deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ jessie-backports main contrib non-free
+# ascii-backports, previously on backports.debian.org
+deb http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-backports main contrib non-free
+deb-src http://jp.mirror.devuan.org/merged/ ascii-backports main contrib non-free

特に問題なく処理は進んでいましたが,apt dist-upgradeでエラーが発生しました.bluemanで以下のようなエラーとなりました.

Setting up blueman (2.0.4-1) ...
Reloading system message bus config...Error org.freedesktop.DBus.Error.FileNotFound: Failed to open "/etc/dbus-1/system.conf": No such file or directory
invoke-rc.d: initscript dbus, action "reload" failed.
dpkg: error processing package blueman (--configure):
 subprocess installed post-installation script returned error exit status 1
Errors were encountered while processing:
 blueman
E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)

一旦削除して再起動後導入し直したら導入に成功しました.

$ sudo apt remove blueman
$ sudo reboot
$ sudo apt install blueman

ということでシンプルなシステムだったせいかさっくりとdist-upgradeに成功しました :)

<追記>
うまく行かなかった人も居るよう.

</追記>

terminalで動作するMastodon clientのnanotodonを試してみた

mikutodonをDebian jessie armhfに入れてみた.Makefileを修正したら動いたけど文字化けする.ちなみにDebian sid amd64では問題なく動作した.

$ cat /etc/debian_version 
8.10
$ uname -m
armv7l

ライブラリ等導入

$ sudo apt install build-essential libcurl4-openssl-dev libjson-c-dev libncurses-dev libncursesw5
$ dpkg-query -W build-essential libcurl4-openssl-dev libjson-c-dev libncurses-dev libncursesw5
build-essential 11.7
libcurl4-openssl-dev:armhf      7.38.0-4+deb8u11
libjson-c-dev:armhf     0.11-4
libncurses-dev  
libncursesw5:armhf      5.9+20140913-1+deb8u2

<追記>
入ってない場合gitも必要ですね $ sudo apt install git
</追記>

source入手

$ git clone https://github.com/taka-tuos/nanotodon

make

コケた

$ cd nanotodon
$ make
make -r nanotodon
make[1]: Entering directory '/home/chip/src/nanotodon'
gcc -c -g -o nanotodon.o nanotodon.c
nanotodon.c: In function 'stream_event_notify':
nanotodon.c:110:12: warning: initialization discards 'const' qualifier from pointer target type
  char *t = json_object_get_string(notify_type);
            ^
nanotodon.c: At top level:
nanotodon.c:138:6: warning: conflicting types for 'stream_event_update'
 void stream_event_update(struct json_object *jobj_from_string)
      ^
nanotodon.c:128:3: note: previous implicit declaration of 'stream_event_update' was here
   stream_event_update(status);
   ^
nanotodon.c: In function 'stream_event_update':
nanotodon.c:180:14: warning: initialization discards 'const' qualifier from pointer target type
  char *src = json_object_get_string(content);
              ^
nanotodon.c:226:3: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
   for (int i = 0; i < json_object_array_length(media_attachments); ++i) {
   ^
nanotodon.c:226:3: note: use option -std=c99, -std=gnu99, -std=c11 or -std=gnu11 to compile your code
nanotodon.c:245:3: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
   for(int i = 0; i < term_w - (l + 4); i++) waddstr(scr, " ");
   ^
nanotodon.c: At top level:
nanotodon.c:589:6: warning: conflicting types for 'do_htl'
 void do_htl()
      ^
nanotodon.c:303:2: note: previous implicit declaration of 'do_htl' was here
  do_htl();
  ^
nanotodon.c: In function 'do_htl':
nanotodon.c:618:3: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
   for (int i = json_object_array_length(jobj_from_string) - 1; i >= 0; i--) {
   ^
nanotodon.c: In function 'main':
nanotodon.c:751:2: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
  for(int i = 0; i < term_w; i++) mvaddch(5, i, '-');
  ^
nanotodon.c:777:4: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
    for(int i = 0; i < term_w; i++) mvaddch(5, i, '-');
    ^
nanotodon.c:802:3: error: 'for' loop initial declarations are only allowed in C99 or C11 mode
   for(int i = 0; i < txt.stringlen; i++) {
   ^
Makefile.in:21: recipe for target 'nanotodon.o' failed
make[1]: *** [nanotodon.o] Error 1
make[1]: Leaving directory '/home/chip/src/nanotodon'
Makefile.in:11: recipe for target 'default' failed
make: *** [default] Error 2

Makefileを修正したら通った

diff --git a/Makefile b/Makefile
index ac1828f..a35ee6a 100644
--- a/Makefile
+++ b/Makefile
@@ -1,7 +1,7 @@
 TARGET         = nanotodon
 OBJS_TARGET    = nanotodon.o
 
-CFLAGS = -g
+CFLAGS = -g -std=gnu99
 LDFLAGS = 
 LIBS = -lc -lm -lcurl -ljson-c -lncursesw -lpthread
 

文字化け><

20180521_20:05:50-30304

Debian sid amd64ではMakefileの書き換えも必要なく文字化けもしない.

20180521_20:05:01-31796

$ cat /etc/debian_version 
buster/sid
$ uname -m
x86_64
$ dpkg-query -W build-essential libcurl4-openssl-dev libjson-c-dev libncurses-dev libncursesw5
build-essential 12.5
libcurl4-openssl-dev:amd64      7.60.0-1
libjson-c-dev:amd64     0.12.1-1.3
libncurses-dev:amd64    6.1+20180210-3
libncursesw5:amd64      6.1+20180210-3

system fontが汎用CJKになっていた

なんかPCを再起動してからフォントが変になっていました.中国語混じりのような汎用CJKらしきフォントになっています.今のフォントを調べるのは何だろうと探すと以下のページを見つけました.

fc-matchコマンドで確認するとWenQuanYi Zen Heiというフォントが設定されている状態のようです.パッケージを確認するとfonts-wqy-microheiのようです.おまけにfonts-wqy-zenheiという中国語フォントも入っていたのでこれらを削除しました.(fonts-notoも入っているのでもし中国語を表示する必要が出ても問題ないはず)

$ fc-match :lang=ja
wqy-zenhei.ttc: "WenQuanYi Zen Hei" "Regular"
$ apt-cache search WenQuanYi
fonts-wqy-microhei - Sans-serif style CJK font derived from Droid
fonts-wqy-zenhei - "WenQuanYi Zen Hei" A Hei-Ti Style (sans-serif) Chinese font
xfonts-wqy - WenQuanYi Bitmap Song CJK font for X
$ dpkg -l|grep -i  fonts-wqy
ii  fonts-wqy-microhei                            0.2.0-beta-3                            all          Sans-serif style CJK font derived from Droid
ii  fonts-wqy-zenhei                              0.9.45-7                                all          "WenQuanYi Zen Hei" A Hei-Ti Style (sans-serif) Chinese font
$ sudo apt purge fonts-wqy-microhei fonts-wqy-zenhei

dgm3を再起動してログインし直すと以前設定したフォントになっていました.

$ fc-match 
umeplus-p-gothic.ttf: "UmePlus P Gothic" "Regular"

logを見るとfonts-wqy-microheiの0.2.0-beta-3 で0.2.0-beta-2をアップデートしたものが見つかりました.恐らくこのタイミングで置き換わったのではないかと思います.それ以前の1年ほどのログの中にはなかったのでそれ以前に導入されたパッケージのようです.

中を見るとこのような設定が.

$ find fonts-wqy-microhei_0.2.0-beta-3_all -type f -print | grep etc
fonts-wqy-microhei_0.2.0-beta-3_all/etc/fonts/conf.avail/65-wqy-microhei.conf

以下を見ると標準より大きい数字なので手動で設定したフォントより優先度が高いので置き換わったのでしょうか?だとすると中途半端に設定をいじっていた自分のせいのようですorz

  1. 各日本語フォントパッケージは、/usr/share/fonts/truetype/

ttf-japanese-mincho.ttf または ttf-japanese-gothic.ttf をalternativesパスとして登録する。alternatives優先順位は次のように 規定する。

100より上: サードパーティまたはユーザ作成のフォント(IPA フォントなどはこのカテゴリに入る)
60: vl-gothic(標準)
50: ttf-sazanami-mincho, ttf-sazanami-gothic
20: ttf-kochi-mincho, ttf-kochi-gothic
20より下: 日本語を字形に含むがunified領域で中国語字形が使われているなど
日本語の表現には使いにくいフォント

とりあえず使わないであろうフォントが削除できてディスクスペースが開いたので良かったとしましょう.

環境

$ uname -m
x86_64
$ lsb_release -d
Description:    Debian GNU/Linux unstable (sid)
$ dpkg-query -W fontconfig
fontconfig      2.13.0-5

SteamのアプリがAndroidでリモートプレイが出来るSteam Linkを試す

20180521_01:05:06-2769

AndroidでSteamのホームストリーミングで遊べるSteam Linkというアプリが公開されていたのでちょっと試してみました.

先ずはPCのSteamでホームストリーミングを有効にしておきます.
20180519_01:05:27-31428

firewallはこの辺りを参考に空けておきます.

ホームストリーミングだけならこの辺?

UDP 27031 and 27036 (incoming, for In-Home Streaming)
TCP 27036 and 27037 (incoming, for In-Home Streaming)

PCでSteamを起動した状態でAndroidのSteam Linkを起動したらPCが見つかりました.しかしネットワークテストがいまいち.Wi-Fiが2.4GHz 11gの54MbpsでHostのPCもClientのAndroidも同じAPなのでこのままでは無理がありますね…….

Screenshot_20180519-015144

とりあえず強行してみるとHostPC側では動いていますが,Androidでは表示が崩れてこんな感じ.

Screenshot_20180519-015239

ちなみにHostPCはCore2DuoかつGPUもCPUのものなのでかなりスペック低いのでそのせいもありそうです.
近いうちに回線は有線1GHz+Wi-Fi 300Mbpsの環境で試してみようと思います.

このアプリケーションはPCのHost側もゲーム画面を表示してそれをAndroidに転送して動いているのでPCで別の作業をするという向けには使いづらい感じです.もし併用するなら仮想画面や別モニタに別のXを動かすとかしないといけないと思います.
とはいえAndroidでSteamゲームが遊べるのは便利そう.それにまだBETAなのでもっと良くなるでしょう.

add 2018-05-26)
iOS版はblockされたようです(◞‸◟)