yt-dlpの一部のバージョンでAbemaTVが利用できなくなった

追記

yt-dlp 2022.07.18がリリースされました.このバージョンでAbemaTVを試したところ問題なく利用できました. yt-dlp -U でアップデートしましょう.


各種動画をローカルにダウンロードできるyt-dlpですが,yt-dlp 2022.03.08以降AbemaTVに対応しました.

しかし最近ダウンロードが出来ません,

続きを読む

Lighttpdで全ページ503を返す

先日自宅サーバが起動しなくなってしまいました.10年以上ほぼ起動しっぱなしでしたししょうがないかなという感じも.この端末はNASやUnbound,apt-cacher-ngなど自宅向けのサービスの他にも外部向けのWebServerとしても動作させていました.
すぐに復旧するのは難しそうなのでとりあえずシングルボードコンピュータでWebServerを起動してHTTPステータスコードの503を返すようにしてみました.

続きを読む

Debian/Ubuntuでawkを切り替える

Debian等でのインストール直後のawkは mawk が導入されます.
Debianのパッケージでは他にGNU awk(パッケージ名 gawk ), The One True Awk(パッケージ名 original-awk )というものもあります.*BSDなどでよく見る nawk もあるように見えますが,シンボリックリンクだけのようです.
(他にもあるかもしれない?)

mawk は初期状態で入っていて軽量.GNU awk はmawkに比べて多機能で既定値では導入されませんが, byobu などが依存を求めるので入っている人も多いと思います.

複数のawkパッケージが導入されているときに awk と実行したときは update-alternatives で管理されたシンボリックリンク先のいずれかのawkが実行されます.これを切り替えてみます.

cpu情報を表示するcpufetch

cpufetchというscreenfetchインスパイアな感じのcpu情報表示ツールを見かけたので試してみました.

$ git clone https://github.com/Dr-Noob/cpufetch
$ cd cpufetch
$ make
$ ./cpufetch -s retro

                               ################
                       #######                #######
                  ####                              ####
              ###                                     ####    Name:              Intel(R) Core(TM) i5-3320M CPU @ 2.60GHz
         ###                                             ###  Microarchitecture: Ivy Bridge
         ###                                             ###  Technology:        22nm
      #                    ###                ###        ###  Max Frequency:     3.300 GHz
    ##   ###   #########   ######   ######    ###        ###  Cores:             2 cores (4 threads)
   ##    ###   ###    ###  ###    ####  ####  ###        ###  AVX:               AVX
  ##     ###   ###    ###  ###    ###    ###  ###       ###   FMA:               No
 ##      ###   ###    ###  ###    ##########  ###     ####    L1i Size:          32KB (64KB Total)
 ##      ###   ###    ###  ###    ###         ###   #####     L1d Size:          32KB (64KB Total)
 ##       ##   ###    ###   #####  #########   ##  ###        L2 Size:           256KB (512KB Total)
 ###                                                          L3 Size:           3MB
  ###                                                         Peak Performance:  52.80 GFLOP/s
  ####                                        ####
    #####                               ##########
      ##########               ################
          ###############################

標準のスタイルでテキストで貼り付けると真っ白になるので retro です.通常の実行結果は以下に.

続きを読む

コマンドライン標準入力からあいまい検索が出来る「pick」

コマンドラインの標準入力をあいまい検索してその結果を主治力出来るpickというコマンドを知ったので試してみました.

たくさんの環境パッケージがあります.今回はDebian sid amd64とRaspberry Pi OS buster armhfで pick パッケージを導入しました.

$ sudo apt install pick (1)
$ ls ~/Downloads/*.pdf | wc -l (2)
181
$ ls ~/Downloads/*.pdf | pick | xargs -I{} xpdf "{}" (3)
rpi (4)
/home/matoken/Downloads/rpi_DATA_CM_3p0.pdf
/home/matoken/Downloads/rpi_MECH_3b_1p2.pdf
/home/matoken/Downloads/RPi-Camera-User-Manual.pdf
/home/matoken/Downloads/rpi_SCH_3b_1p2_reduced.pdf
/home/matoken/Downloads/rpi_SCH_4b_4p0_reduced.pdf
/home/matoken/Downloads/rpi_SCH_ZeroW_1p1_reduced.pdf
/home/matoken/Downloads/RPi_Pi Pico_Digital Edition.pdf
  1. pick パッケージ導入
  2. pdfファイルがたくさんある
  3. lsの結果をpickを挟んでxpdfに渡す
  4. 「rpi」とキーワードを入力することで絞り込まれる

pick 01

上下カーソル入力で結果を選択,Enterで確定.確定された行はSTDOUTに出力され,今回の例では xpdf で開かれる.

コマンド結果が多くて grep を繋いでいくみたいなときに pick を使うとインタラクティブに絞り込まれたりしてわかりやすいです.

似たものに sysboxchoose-stdin というものもあります.

環境1
$ dpkg-query -W pick
pick    2.0.2-1.1
$ lsb_release -dr
Description:    Debian GNU/Linux bullseye/sid
Release:        unstable
$ uname -m
x86_64
環境2
$ dpkg-query -W pick
pick    2.0.2-1
$ lsb_release -dr
Description:    Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Release:        10
$ uname -m
armv7l
$ cat /proc/device-tree/model ;echo
Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2

盆栽楽しい

cbonsai

盆栽が表示できるアプリです.

sourceとx86_64用の.debがあります.armhf環境でsourceからbuildしてみました.

$ sudo apt install libncurses-dev build-essential
$ git clone https://gitlab.com/jallbrit/cbonsai
$ cd cbonsai
$ make
$ install ./cbonsai ~/bin/

いくつかの実行例です.

$ cbonsai (1)
$ cbonsai -p (2)
$ cbonsai -l (3)
$ cbonsai -l -t 0.01 (4)
$ cbonsai -c '<>' (5)
$ cbonsai -m "hello BONSAI" (6)
$ cbonsai -i -w1 (7)
  1. 盆栽を表示(なにかキー入力で終了)
  2. 盆栽をプリントして終了
  3. ライブモード
  4. ライブモードで速度を1/3に(既定値0.03で単位は秒)
  5. 葉っぱを変更
  6. メッセージを表示(マルチバイト文字は不可)
  7. 無限に表示,間隔を1秒間隔に(既定値は4.00秒)

楽しいです🌳

ログイン時に盆栽とfortuneのメッセージを表示したいときはこんな感じで.

$ echo 'cbonsai -p -m "`fortune`"' >> ~/.profile

環境
$ git log -1
commit 15e19580ddc58741291386000076928b2e591ef2 (HEAD -> master, origin/master, origin/HEAD)
Author: John A <jallbritten6@gmail.com>
Date:   Thu Mar 4 10:37:32 2021 -0500

    Update install instructions and add bashrc notice

$ dpkg-query -W libncurses-dev build-essential
build-essential 12.6
libncurses-dev:armhf    6.1+20181013-2+deb10u2
$ lsb_release -dr
Description:    Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Release:        10
$ arch
armv7l
$ cat /proc/device-tree/model && echo
Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2