フレームバッファで焼かれるあひるを録画する(あひる焼き Advent Calendar 2015)

この記事は あひる焼き Advent Calendar 2015の12月15日分の記事です.
#2度めですが1週間ほど空きがあったので.


🔥

以前こんな記事を書きました.

この時は

#terminal をフレームバッファも含めて動画でスクリーンショットとる方法が解らず今回は仮想マシンで実行してキャプチャしました.だれか端末のフレームバッファも含めての動画でのスクリーンショットのとり方を知ってる人が居たら教えて下さいo

という感じでフレームバッファの動画の録画方法が解らず,別のカメラで画面を録画していました.調べたら方法が見つかったので今回はその手順を紹介したいと思います.

といっても avconvffmpeg でフレームバッファを指定するだけです.
#Debian stretch からはまた libav から FFmpeg に戻るようです. > libav and FFmpeg: switch over

$ avconv -f fbdev -i /dev/fb0 fb.mp4
$ ffmpeg -f fbdev -i /dev/fb0 fb.mp4

これで録画したのがこちらです.

これで画面をカメラで録画したりしなくても焼かれるあひるが録画できるようになりました :)

Linux 環境での Raspberry Pi 向け OS 書き込みTips

このエントリは Raspberry Pi Advent Calendar 2015 の12月08日分です.
昨日は @2box2boさんの RaspberryPiと公式タッチディスプレイでマインクラフトするお話 | 流連荒亡 でした.公式ディスプレイ欲しいです…….

最近 Raspberry Pi はサブPC 的に使っててネタがない(普通に Linux Desktop なので……)ので紙製ケースの紹介でもしようかと思っていたのですが,Raspberry Pi に OS を書き込むのによく使う dd 関連のネタが少し溜まっているので今回はこれを紹介しようと思います.(NOOBS だとほぼ関係なくコピーするだけでいいんですが……)
Rasbina jessie / Debian stretch で検証していますが,Linux なら導入手順以外同じだと思います.Mac OS X / UNIX 系の OS でも使えると思います.

– 紙ケースの一例 –

dd(dataset definition) は GNU Coreutils の中に入っているのでほとんどの GNU/Linux だと標準で導入されていると思います.とても便利だけど使い方を誤るとシステムやデータをいとも簡単に壊してしまえます.注意して実行しましょう.

進捗状況確認

dd で sd 書き込み中にどのくらい進んだのだろうと確認したくなることがあります.

kill -SIGUSR1

dd のプロセスに対して SIGUSR1 シグナルを投げると進捗が確認できます.

dd のプロセス番号を確認

$ ps -ef|grep dd
   :
root      9273 32218  0 17:57 pts/1    00:00:00 sudo dd of=/dev/sdz bs=4M
root      9276  9273  9 17:57 pts/1    00:00:00 dd of=/dev/sdz bs=4M

9276 なので以下のように

$ sudo kill -USR1 9276

で,こんな感じに表示されます.

0+243258 レコード入力
0+243258 レコード出力
1224679424 バイト (1.2 GB) コピーされました、 17.2794 秒、 70.9 MB/秒
0+302681 レコード入力
0+302681 レコード出力
1532985344 バイト (1.5 GB) コピーされました、 20.8063 秒、 73.7 MB/秒

なのでこんなとか

$ sudo pkill -SIGUSR1 ^dd

こんな感じで叩くと良い感じだと思います.

% watch -n30 'sudo pkill -SIGUSR1 ^dd`

pv(Pipe Viewer)

pv(Pipe Viewer) というパイプの状況を確認できるプログラムがあります.dd の間にこれを挟んで進捗状況を確認できます.

導入

$ apt install pv

利用例

% zcat 2015-11-21-raspbian-jessie.zip | pv | sudo dd of=/dev/sdz bs=4M
5.81GB 0:06:12 [15.2MB/s] [                           <=>                      ]

-N で 名前の,-c でクラスタオプションになります.これを活用すると複数のパイプの監視もできます.

$ zcat ./2015-11-21-raspbian-jessie.zip | pv -cN zcat | xz | pv -cN xz | dd of=./2015-11-21-raspbian-jessie.xz
     zcat: 8.41MB 0:00:05 [1.09MB/s] [   <=>                                   ]
       xz: 3.96MB 0:00:05 [1.06MB/s] [   <=>                                   ]

GNU ddrescue / ddrescue

dd じゃないけど dd の代わりに GNU ddrescue を利用するとプログレスが表示されます.

$ sudo apt install gddrescue
$ sudo ddrescue /dev/zero /dev/null --force
GNU ddrescue 1.19
Press Ctrl-C to interrupt
rescued:     2969 MB,  errsize:       0 B,  current rate:     354 MB/s
   ipos:     2969 MB,   errors:       0,    average rate:     742 MB/s
   opos:     2969 MB, run time:       4 s,  successful read:       0 s ago
Copying non-tried blocks... Pass 1 (forwards)

でも標準有力入力を受け付けないようです.

$ zcat ./2015-11-21-raspbian-jessie.zip | sudo ddrescue - /dev/sdz --force
ddrescue: Can't open input file: No such file or directory

類似の ddrescue だと標準入力もOKなようです.こちらの場合のコマンド名は dd_rescue です.

$ sudo apt install ddrescue
$ zcat ./2015-11-21-raspbian-jessie.zip | sudo dd_rescue - /dev/sdz
dd_rescue: (warning): input  file is not seekable!
dd_rescue: (warning): Illegal seek
dd_rescue: (warning): Don't use sparse writes for non-seekable output
dd_rescue: (info): ipos:     91136.0k, opos:     91136.0k, xferd:     91136.0k
                   errs:      0, errxfer:         0.0k, succxfer:     91136.0k
             +curr.rate:   144981kB/s, avg.rate:   144776kB/s, avg.load: 38.4%

ddすると重い/固まる

環境によって dd 実行中にとても重くなってマウスカーソルさえカクカク動くようになり並行して別の作業ができないようにます.

ionice

ionice を使って dd の優先度を下げることができます.

% zcat ./2015-11-21-raspbian-jessie.zip | sudo ionice -c2 -n7 dd of=/dev/sdz

pv -L

pv コマンドの -L オプションでパイプの帯域制限ができます.

   -L RATE, --rate-limit RATE
          Limit the transfer to a maximum of RATE bytes per second.  A suffix of "k", "m", "g",  or  "t"  can  be
          added to denote kilobytes (*1024), megabytes, and so on.
% zcat cros.img.gz | pv -L 8192k | sudo dd of=/dev/sdz

cgroup

リソース管理の cgroups で書き込み帯域制限をしてみます.以下は dd というグループを作成し,自分のシェルをそこに登録.SD Card のデバイスを書き込み制限 1k で設定し,dd で動作確認をしました.想定通り 1kB/s しか出なかったようです.

$ sudo mkdir /sys/fs/cgroup/blkio/dd
$ echo $$ | sudo tee -a /sys/fs/cgroup/blkio/dd/tasks 
26041
$ ls -l /dev/sdz
brw-rw---- 1 root disk 179, 0 12月  6 18:42 /dev/sdz
$ echo "179:0 1024" | sudo tee -a /sys/fs/cgroup/blkio/dd/blkio.throttle.write_bps_device 
179:0 1024
$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdz bs=4k count=10
10+0 レコード入力
10+0 レコード出力
40960 バイト (41 kB) コピーされました、 40.0136 秒、 1.0 kB/秒

書き込み速度が遅い

ブロックサイズ変更

dd コマンドはブロックサイズが 512バイトと小さいです.このサイズを変更することで1度に処理する容量が多くなり速度が改善されます.このサイズは bs オプションで設定できます.規定値と同じ 512バイトの場合は, bs=512.1MB の場合は bs=1M というようにして容量の単位(Yまで!)も指定できます.最近の私は 4~16M を指定しています.

$ zcat 2015-11-21-raspbian-jessie.zip | sudo dd of=/dev/sdz bs=4M

GNU ddrescue

GNU ddrescue は効率のいい処理を自動的に行うそうです.効率の良いブロックサイズを探すよりこれを導入したほうが早いかもしれません.

パーティション情報の削除

OS イメージをこれまで使っていた SD に上書きすると古いデータが残ってしまうことがあります.パーティション情報を削除してから書き込むと綺麗に行くようです.

Windows/Mac OS X の場合は SD Assosietion がフォーマッタを提供しているのでこれを利用すると良いと思います.

dd

dd コマンドでパーティション情報が入っているであろう先頭部分を消します.以下の例では 1M を 1回なので先頭の 1M が 0 で埋められます.2行目の hdparm はおまじないで kernel に書き換わったよと教えてあげています.最近は即時反映されるような感じですが,以前はこれを叩かないとうまく反映されないことが多かったです.(いちいち抜き差ししてみたり)

$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdz bs=1M count=1
$ sudo hdparm -z /dev/sdz

以下のように count を指定しない場合は全領域書き込みます.時間はかかるけど確実?

$ sudo dd of=/dev/zero of=/dev/sdz bs=10M

全領域書き込む場合は shred -z /dev/sdz でも良いですね.

wipefs

wipefs はパーティション情報の wipe をしてくれるツールです.一瞬で動作するし便利です.
util-linux パッケージ内の wipefs です.

デバイスだけ指定して実行すると現在のパーティションの状況が確認できます.-a オプションでパーティション情報が削除されます.便利.

$ sudo wipefs /dev/sdz
offset               type
----------------------------------------------------------------
0x1fe                dos   [partition table]

$ sudo wipefs -a /dev/sdz
/dev/sdz: 2 bytes were erased at offset 0x000001fe (dos): 55 aa
/dev/sdz: calling ioctl to re-read partition table: 成功です
$ sudo wipefs /dev/sdz

mount中のファイルシステムに書き込もうとすると終了するscript

dd は便利ですが,書き込み先を間違えるとシステムやデータを破壊してしまいます.私もつい一昨日やってしまいましたorz
#何故か /dev/mmcblk0 が /dev/sda へのシンボリックリンクとなっていた.
600GB の 先頭 1.5GB だからデータはほとんど救出できるだろうと思ったのですが,LUKS で暗号化していたのでメタデータが破壊され復旧は無理そうです.幸いデイリーバックアップがあるのでそちらから復旧中です.
(復旧中なのにどうやって書いているかというと Raspberry Pi 2 B にキーボードマウスモニタ取り付けて ReText で書いています.Web は midori でも重いので ssh -CY してファイルサーバのブラウザを使っています.使い慣れないキーボードが不便です><)

こういう悲しいことが起こらないようにできないものかと mount 中のデバイスに書き込もうとすると失敗させることができればいいのでは?と思ったのですがそういったオプションなどが見当たりませんでした.
それっぽいscript を書いてみました.

利用方法は,/usr/local/bin/dd としてこのスクリプトを用意して実行権をつけておいて通常の dd コマンドのように使うだけです.

$ wget -O - https://gist.githubusercontent.com/matoken/e051cefb78594520038d/raw/9ac20f31c590a043f1774f82068a99846ab7c4bb/dd.sh | sudo tee /usr/local/bin/dd
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/dd
$ which dd
/usr/local/bin/dd
$ sudo which dd
/usr/local/bin/dd

マウント状態で書き込もうとすると失敗する.

$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdz
/dev/sdz seems to specify the file system in the mount.
Force Quit.

アンマウントして再実行すると dd が開始される.

$ sudo umount /dev/sdz1 
$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdz1

あまりテスト出来ていないので何かあったら教えてもらえると助かります.

おわり

ということで Raspberry Pi や kobo の SD Card に何度も書き込んだ時の Tips まとめみたいなものでした.ここ間違ってるよとかもっといい方法あるよとかおしえてもらえると助かります.(特に誤って書き込まないようにする方法)

JOSMにJava8を使うように言われたのでJavaを変更する

JOSM を起動するとスプラッシュ画面に次のようなメッセージが><

JOSM – Java OpenStreetMap エディタ

このバージョンのJavaはもうすぐサポート対象から外れます。 Java 8以上にアップグレードしてください!

現在利用している Java は Debian stretch のパッケージで導入した Oracle Java 7 です.OpenJDK 7 でも同じメッセージが表示されます.
ディストリビューションがサポートしている間は脆弱性とかは修正されるだろうけど JOSM 側でサポート打ち切る可能性もあるので Java 8 を使えないか確認してみます.

% where java
/usr/bin/java
% /usr/bin/java -version
java version "1.7.0_25"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_25-b15)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 23.25-b01, mixed mode)
% dpkg -l oracle-java7-jdk|grep ^ii
ii  oracle-java7-jdk 7u25         amd64        Java(TM) JDK, Standard Edition, Oracle(TM)

Oracle Java は未だパッケージにないけど OpenJDK 8 は存在するよう.

% apt-cache search oracle-java
oracle-java7-jdk - Java(TM) JDK, Standard Edition, Oracle(TM)
% apt-cache search openjdk-8  
openjdk-8-jre-jamvm - Alternative JVM for OpenJDK, using JamVM
openjdk-8-dbg - OpenJDK ベースの Java ランタイム (デバッグシンボル)
openjdk-8-demo - OpenJDK ベースの Java ランタイム (デモおよびサンプルファイル)
openjdk-8-doc - OpenJDK 開発キット (JDK) ドキュメント
openjdk-8-jdk - OpenJDK 開発キット (JDK)
openjdk-8-jre - OpenJDK Java ランタイム - Hotspot JITopenjdk-8-jre-headless - OpenJDK Java ランタイム - Hotspot JIT(ヘッドレス)
openjdk-8-jre-zero - Zero/Shark を用いた OpenJDK 用の代替 JVM
openjdk-8-source - OpenJDK 開発キット (JDK) ソースファイル

OpenJDK 8 を導入してこのシステムの規定値に設定します.

% sudo apt install openjdk-8-jre
% sudo update-alternatives --config java
alternative java (/usr/bin/java を提供) には 4 個の選択肢があります。

  選択肢    パス                                          優先度  状態
------------------------------------------------------------
  0            /usr/lib/jvm/java-7-openjdk-amd64/jre/bin/java   1071      自動モード
  1            /usr/lib/jvm/java-6-openjdk-amd64/jre/bin/java   1061      手動モード
  2            /usr/lib/jvm/java-7-openjdk-amd64/jre/bin/java   1071      手動モード
  3            /usr/lib/jvm/java-8-openjdk-amd64/jre/bin/java   1069      手動モード
* 4            /usr/lib/jvm/jdk-7-oracle-x64/jre/bin/java       317       手動モード

Press <enter> to keep the current choice[*], or type selection number: 3
update-alternatives: /usr/bin/java (java) を提供するためにマニュアルモードで /usr/lib/jvm/java-8-openjdk-amd64/jre/bin/java を使います
% where java
/usr/bin/java
% /usr/bin/java -version
openjdk version "1.8.0_72-internal"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_72-internal-b05)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.72-b05, mixed mode)
% /usr/bin/java -jar ~/bin/josm-latest.jar

無事起動して,警告メッセージは表示されなくなりました :)

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23418744202/in/dateposted-public/

もし,他の Java アプリケーションが OpenJDK 8 を嫌がる場合はそちらを優先して JOSM は以下のようにして起動するようにしてもいいかもしれません.

% /usr/lib/jvm/java-8-openjdk-amd64/jre/bin/java -jar ~/bin/josm-latest.jar

あひる焼きfortune

この記事は あひる焼き Advent Calendar 2015 – Adventar の12月05日分の記事です.

みんなでまったり #あひる焼き すればええんじゃないかなと思います。

ということで最近焼いたあひるの話を.

発端

fortune というフォーチュンクッキーのような格言をランダムに表示するプログラムがあります.様々な辞書データが存在していて自作も出来ます.

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install fortunes            # fortuneの導入
pi@raspberrypi ~ $ fortune                              # fortuneの実行
Some of us are becoming the men we wanted to marry.
                -- Gloria Steinem
pi@raspberrypi /tmp $ cat <<__EOF__> data               # fortuneのデータ作成
テスト
%
1行目
2行目
%
__EOF__
pi@raspberrypi /tmp $ strfile data                      # データ変換
"data.dat" created
There were 2 strings
Longest string: 16 bytes
Shortest string: 10 bytes
pi@raspberrypi /tmp $ ls data*
data  data.dat
pi@raspberrypi /tmp $ fortune data                      # 自作データを利用
1行目
2行目
pi@raspberrypi /tmp $ fortune data
テスト

その辞書データに @ahiru3netさんのあひる焼きに対するmentionを使うと楽しいかもしれないと思いました.でもデータを集めるのが面倒だなとつぶやいたところ @shimadahさんにGitHub を教えてもらいました.

それを元にコネコネして……うまくいかないところに@ahiru3netさんの助言.

焼けた

やってることはahiru_yakunaプラグインのmentionのデータをもらってきて乱暴にfortuneで利用できる形式に変換して~/.zshrc に登録してログイン時に台詞を出すようにしています.

mkdir ~/.fortune;wget -O - https://github.com/Na0ki/ahiru_yakuna/raw/master/config.yml|grep ^\-\ \" | sed 's/^-\ \"//'| sed 's/"$/\n%/' | sed 's/\\n/\n/g' > ~/.fortune/ahiruyaki && strfile ~/.fortune/ahiruyaki ~/.fortune/ahiruyaki.dat && echo fortune ~/.fortune/ahiruyaki >> ~/.zshrc

これでログインのたびに以下のようにメッセージが表示されるようになりました :)

焼いちゃうのか?!本当に焼いちゃうのか?!
pi@raspberrypi ~ $

もっと焼く

でもメッセージだけだとちょっとさみしいです.
そこで cowsay を使ってみます.cowsay はアスキーアートで書かれた牛などのキャラクタに指定した台詞を喋らせることの出来るプログラムです.都合のいいことに選択できるキャラクタの中にあひるがいます.あひるに喋ってもらいましょう!

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install cowsay                  # cowsay 導入
pi@raspberrypi ~ $ cowsay hello cow                         # cowsay 実行
 ___________
< hello cow >
 -----------
        \   ^__^
         \  (oo)\_______
            (__)\       )\/\
                ||----w |
                ||     ||
pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck hello duck                # あひるに喋らせる
 ____________
< hello duck >
 ------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _
pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck あひる焼き                 # 日本語を喋らせる
 _______
< あひる焼き >
 -------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

日本語を喋らせると吹き出しがずれてしまいます.あひる焼きの台詞の殆どは日本語なのでこのままではまずいです.調べてみるとバグレポートされていました.

中国語?もやっぱりずれちゃうみたいです.
文字数と見た目のキャラクタの文字数のズレから起こっているようです.とりあえず日本語だけでも動くように出来ないかと euc-jp に変換して文字数を確認してといったダメな修正をしていたところGoogle+の以下の投稿のコメントで +Masakazu Takahashiさんがさくっとパッチを作ってくれました!

このパッチは報告しましたが,取り込まれてもstretch以降でしょう.ということでDebianだと以下のようにしてソースを入手してパッチを当てることが出来ます.

pi@raspberrypi ~/src $ sudo apt install libtext-charwidth-perl      # 必要なパッケージの導入
pi@raspberrypi ~/src $ apt-get source cowsay                        # cowsay の source 入手
pi@raspberrypi ~/src $ cd cowsay-3.03+dfsg1                         # ディレクトリ移動とパッチ適用
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ wget -O - https://gist.githubusercontent.com/emasaka/639a9168c6a9ddba044f/raw/1a55ec58ded59b3181f1721dbbe814a38d5ea4cb/cowsay-mbswidth.patch | patch -i -
patching file cowsay
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ ./cowsay -f duck あひる焼き
 ____________
< あひる焼き >
 ------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

~/bin 辺りにコピーして使ったり,以下のような感じで既存のパッケージを置き換えてしまってもいいかもしれません.

pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ vi debian/control
- Depends: ${misc:Depends}, ${perl:Depends}
+ Depends: ${misc:Depends}, ${perl:Depends}, libtext-charwidth-perl
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ dpkg-buildpackage -b
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ sudo debi

さて,fortuneのことを忘れてしまいそうですが以下のようにしてあひる焼きfortuneの結果をあひるに喋らせます.

pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck `fortune ~/.fortune/ahiruyaki`
 ______________
< ヒッヒッヒッ >
 --------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

いい感じです :)

~/.profile 辺りに登録しちゃいましょう.aliasも設定してみます.

pi@raspberrypi ~ $ echo 'alias a="fortune ~/.fortune/ahiruyaki | cowsay -f duck"' >> ~/.profile 
pi@raspberrypi ~ $ echo a >> ~/.profile

これでlogin時や a と入力することで実行されます.

Last login: Fri Dec  4 23:32:05 2015 from 192.168.2.210
 ________________________________________________________________________________
/ あひる焼きというものには鮮度があります。焼けば焼くほどに、あひる焼きとは廃れて \
\ いくものなのです。                                                             /
 --------------------------------------------------------------------------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _
pi@raspberrypi ~ $ a
 ________________________
< バーニング通帳!!!! >
 ------------------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

Xでも焼く

GUI の X 版のcowsayも存在します.こいつも試してみましょう.

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install xcowsay
pi@raspberrypi ~ $ xcowsay `fortune ~/.fortune/ahiruyaki`

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23490968856/in/dateposted-public/

なかなか特徴的なcowが喋りました.せっかくなのであひるに喋らせましょう.吹き出しの向きと位置を変えてあひる画像を指定しています.

pi@raspberrypi ~ $ wget https://github.com/Na0ki/ahiru_yakuna/raw/master/ahiru240.jpg -O ~/.fortune/ahiru240.jpg
fortune ~/.fortune/ahiruyaki | xcowsay -l --bubble-at=0,-60 --image=$HOME/.fortune/ahiru240.jpg

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23434841661/in/dateposted-public/

背景がちょっと邪魔なので透過処理をしてみます.

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23149788589/in/dateposted-public/

いい感じです :)
例によってaliasにしておきます

pi@raspberrypi ~ $ echo alias xa='fortune ~/.fortune/ahiruyaki | xcowsay -l --bubble-at=0,-60 --image=$HOME/.fortune/ahiru240.png' >> ~/.profile

そんなこんなでみんなのおかげであひるがいい感じに焼けるようになりました.@shimadahさん, @ahiru3netさん, @emasakaさんありがとうございました!

#そうそう,以前はフレームバッファでもあひる焼きしてました.

最近のOSMマッピング方法2015

この記事は OpenStreetMap Advent Calendar 2015 の4日目の記事です.昨日の記事は,OpenStreetMap – Wheelchair=*タグで素敵なプレゼントを でした.
私もついWheelchair=*タグを後回しにしてしまっているのでもっと意識してマッピングしたいと思います.

さて,今日は私の最近のOSMマッピング方法をメモしておこうと思います.たまに聞かれることがあるので参考になる人も居るかもしれません.

私は最近引きこもりでチェアマッピングが主ですが,外に出るときにはGPSロガーなどを持って出歩いてサーベイして家に帰ってからPCで入力することが多いです.この時使っているアプリケーションなどの紹介をしたいと思います.

目的地に行く前

マッピングをするとき道路や建物があるのと無いのではやりやすさが大分違います.そこで前もって作業できる時間があるなら目的地の地図を確認して基盤地図情報などをトレースしておきます.

このときJava製のマルチプラットホームのアプリケーションの JOSM を利用しています.Windows/MacOSX/Linux 等で動作します.私はLinux上で利用しています.

以下のページに利用ガイドがあります.

基盤地図情報のトレースはそのままでは出来ないので次のページを参考に基盤地図情報 25000,および 2500 TMSの設定を行います.

これで基盤地図情報を背景にしてトレースが出来るようになります.以下はとある自転車屋さんに行こうと思い周辺の道路と建物をトレースした例です.(結局未だ行けていませんorz)

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/22884236284/in/dateposted-public/

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23144556199/in/dateposted-public/

目的地でのサーベイ

私はGPSロガーの他にAndroid端末を利用しています.
端末は以下の2つを利用しています.どちらもちょっと古いので新しい端末が欲しいところです><

  • Galaxy Note II
    ペンが使える.SIMスロット破損で3G通信不可
  • Xperia Pro
    主に3Gモデムとして利用

Android端末に以下のようなアプリケーションを導入しています.

Mapの確認&POI登録に OsmAnd+

これは前もってOSMの地図データをローカルに保存(オンラインモードもあり)しておき,地図の確認やPOIの登録が出来ます.ちょこっとPOIを登録するのに使っています.

GPSロギングと写真撮影などに OSMTracker for Android™

GPSロガーを別途持っていますがそれ以外にこのアプリケーションを起動してロギング&写真撮影をしています.帰宅してからその情報をJOSMに取り込んでマッピングしています.

OSM登録データの確認に OSMfocus

POIは登録されているけれど詳細なデータも登録されているのかなど確認したいことがあります.そういった場合のこのアプリで確認ができます.

Screenshot_2015-12-04-18-37-02

手書きマッピングに OSM sketch

以前もOsmAnd+ のスクリーンショットを取得してその上に手書きでメモを取るといったことをしていたのですが,このアプリケーションではメモしたデータをそのままOSMにアップロードできます.アップロードしたデータはそのまま他のアプリケーションで編集に使えます.
メモをするときはちょっとコツがあって,意識して大きめに書かないと操作ま丸められてしまうようでうまく書けません.大きめのストロークでメモしてこまめにスクロールするとうまく書けます.
広告のない有料版があれば購入したいです.

※このアプリケーションは2015年10月31日に浜松で開催された State of the Map Japan 2015 in Hamamatsu 内の次の公演「プレゼンテーション:マッピング用スマホアプリを作ってみた」で知りました.現地にはいけませんでしたが中継で参加しました :)

Mapの閲覧に MAPS.ME

ローカルに地図データをダウンロードして閲覧できます.地図データも地域ごとにダウンロードできるので欲しい場所の地図だけをダウンロードできます.(最近はOSMAnd+でも可能)
このアプリケーションは以前は有料だったのですが去年の今頃無料になり,現在はオープンソースになっています.
#購入して数週間で無料になってちょっとがっかりしました><

その他

お店で買い物をしたらレシートをもらうようにしています.レシートにはお店の詳細な情報が書かれていることが多いです.スーパーやコンビニなどの選択肢が複数ある場合は情報の少ない方で買い物するようにしています :)
タグにはsource=receipt が使えます.

Android以外ではGPSロガー(Garmin Oregon300)とデジタルカメラを持ち歩いています.GPSログはOSMにアップロードしてトレース元のデータに,写真にはジオタグを埋め込んでJOSMで読み込んでマッピングしています.
Linux でのジオタグの埋め込み方はちょっと古いですが以下の資料を参照して下さい.MacOSXでも動作すると思います.

Windowsでは などのアプリケーションで実現できます.(轍はWineでも動作します)

帰宅後のマッピング

帰宅後はサーベイしたデータを元に入力していきます.GPSログ,ジオタグの含まれた写真,レシートなどを見ながら JOSM を利用しています.撮ったつもりの写真が無かったり,撮っていてもぶれてたり光の具合でうまく見えないということもよくあります.確実なのは再度現地に行くことですが,画像編集ソフトでシャープネスやコンストラストを変更すると読みやすくなることもあります.これにはマルチプラットホームアプリケーションの GIMP を利用しています.
GIMP – GNU Image Manipulation Program

やってみたいマッピング方法

広角のアクションカメラの利用

最近はアクションカムが色々出ていますが,以下のような広角のカメラでアーケードなどのGPSの電波状態の悪いところなどをビデオマッピングしたら便利そうと思っています.最近出た新型では解像度も上がったようなので看板などの文字も読みやすそうです.

GNESS 対応ロガーの利用

準天頂測量衛星などのGNESS対応のGPSレシーバーを利用して精度の高いログを取得してみたいと思っています.GPSモジュールを入手出来ていないので計画はストップしています><

おわりに

実際はバッテリが持たなくてうまくサーベイ出来なかったりしますが最近はだいたいこんな感じでマッピングしています..もっといい手順やアプリがあったらぜひ教えて下さい.

また,不定期で鹿児島らぐでマッピングカフェをしています.参加者ははほぼ私一人ですが興味のある方はチェックしてみて下さい.

#しかし,もっと外出してサーベイする機会を増やさないといけないです…….

Rasbian の rc_gui の日本語訳をしてみる

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/22961495820/in/dateposted-public/
https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23257335535/in/dateposted-public/
https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23231207776/in/dateposted-public/
https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/22630222323/in/dateposted-public/

Raspberry Pi の OS の一つの Rasbian に jessie から Raspberry Pi 設定ツールの GUI 版が登場しました.パッケージ名は rc-gui で,実行ファイルは /usr/bin/rc_gui です.
( ちょうど先日の鹿児島Linux 勉強会向けに作ったスライドに説明が少しあるので興味のある方はどうぞ.-> 勉強会向けサーバを作ってみる2 / Rasbian jessieを試す/ Google Authenticatorのパスコードを作る )

Raspberry Pi 固有の設定を行うのにほぼ必須のツールなので日本語化されると嬉しい人が多そうな気がしたので翻訳して本家?に投げてみました.(文章量少なかったし)すると取り込まれたようなので記録を残しておきます.

翻訳の手順は,@okano_tさんの以下の文章などが解りやすいと思います.今回は主に poEdit 上で翻訳を行いました.

動作確認が楽なので作業は Rasbian jessie 上で行いました.翻訳に必要なパッケージを導入し,source を入手,poEdit で翻訳して動作確認,GitHub に push して pull request を投げるという感じです.

  • パッケージの導入
$ sudo apt update && sudo apt upgrade
$ sudo apt install gettext git
  • source の入手
$ git clone https://github.com/raspberrypi/rc_gui.git
  • poEdit で翻訳
    poEdit を開き,「翻訳プロジェクトを新規作成する」から clone した中の rc_gyui/po/en_GB.po を開きます.翻訳の言語に「日本語 (日本)」を選び翻訳していきます.
    保存を行うと ja_JP.po として保存され,同時に ja_JP.mo が作成されます.

  • 動作確認
    ja_JP.mo をシステムにコピーして rc_gui を実行して動作確認します.

$ sudo cp ja_JP.mo /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/rc_gui.mo
$ LANG=ja_JP.UTF8 rc_gui

一通り訳したら GitHub で pull request を投げました.

とりあえず試してみる1

リリースサイクルなどがわからないのでいつこの翻訳が取り込まれるかわからないのですが,以下のような手順で翻訳を反映させることが可能です.
必要なパッケージの導入,po ファイルを mo ファイルに変換,システムに反映.

$ sudo apt install gettext git
$ git clone --depth 1 https://github.com/raspberrypi/rc_gui.git
$ cd rc_gui/po
$ msgfmt ja_JP.po -o ja_JP.mo
$ sudo cp ja_JP.mo /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/rc_gui.mo

とりあえず試してみる2

以下に今の時点での ja_JP.mo を GitHub に置いたのでとりあえず以下のような感じで試せると思います.(こちらは更新するつもりはないのでどんどん古くなるはずです)

$ sudo sh -c 'wget https://raw.githubusercontent.com/matoken/matoken.github.com/master/blog/20151124-rc_gui-translation/ja_JP.mo -O /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/rc_gui.mo'

追記)
パッケージ情報を確認すると,違うURL が出てきました.もしかしたら違うところで作業をしてしまった?

$ apt show rc-gui|grep Homepage
 
Homepage: https://github.com/RPi-Distro/rc_gui

複数パーティーション情報を含むディスクイメージの作成からフォーマット,マウントまでのメモ

SD card などの実デバイスで作成して dd で書き出すという方法もありますが遅いし面倒なのでちょっと調べてみました.
以下は debian-jessie-raspberrypi.img というイメージファイルを 500MB の容量で作成し,fat と ext4 の2つのファイルシステムを作ってマウントするまでのメモです.

イメージの作成

% ionice -c 2 -n 0 dd if=/dev/zero of=./debian-jessie-raspberrypi.img bs=1M count=500

パーテションの作成(ここでは1つ目のプライマリパーティションに32Mのfat領域を,2つ目のプライマリパーティションに残り全ての容量でlinux領域を作成)

% /sbin/fdisk  ./debian-jessie-raspberrypi.img
 
Welcome to fdisk (util-linux 2.27.1).
Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
Be careful before using the write command.
 
 
Command (m for help): n
Partition type
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p): p
Partition number (1-4, default 1):
First sector (2048-1023999, default 2048):
Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-1023999, default 1023999): +32M
 
Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 32 MiB.
 
Command (m for help): t
Selected partition 1
Partition type (type L to list all types): e
Changed type of partition 'Linux' to 'W95 FAT16 (LBA)'.
 
Command (m for help): n
Partition type
   p   primary (1 primary, 0 extended, 3 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p): p
Partition number (2-4, default 2):
First sector (67584-1023999, default 67584):
Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (67584-1023999, default 1023999):
 
Created a new partition 2 of type 'Linux' and of size 467 MiB.
 
Command (m for help): p
Disk ./debian-jessie-raspberrypi.img: 500 MiB, 524288000 bytes, 1024000 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x00000000
 
Device                           Boot Start     End Sectors  Size Id Type
./debian-jessie-raspberrypi.img1       2048   67583   65536   32M  e W95 FAT16 (LBA)
./debian-jessie-raspberrypi.img2      67584 1023999  956416  467M 83 Linux
 
Command (m for help): w
The partition table has been altered.
Syncing disks.
 

現在利用している loop デバイスを確認

% /sbin/losetup
NAME       SIZELIMIT OFFSET AUTOCLEAR RO BACK-FILE
/dev/loop0         0      0         1  1 /home/mk/Downloads/db410c_sd_install_ubuntu.img
/dev/loop1         0      0         0  1 /ubuntu/rootfs_1.img
/dev/loop2         0      0         0  1 /ubuntu/rootfs_2.img

オフセットを指定して loop デバイスに接続(上で確認したデバイスを避ける,オフセットはfdisk で確認できる開始セクタ /sbin/fdisk -l -u ./debian-jessie-raspberrypi.img で確認できる )

% sudo losetup -o2048 /dev/loop4 ./debian-jessie-raspberrypi.img
% sudo losetup -o67584 /dev/loop5 ./debian-jessie-raspberrypi.img

フォーマット

% sudo mkfs.fat /dev/loop4
mkfs.fat 3.0.28 (2015-05-16)
Loop device does not match a floppy size, using default hd params
% sudo mkfs.ext4 /dev/loop5
mke2fs 1.42.13 (17-May-2015)
Discarding device blocks: done
Creating filesystem with 511932 1k blocks and 128016 inodes
Filesystem UUID: b4d1c469-c057-4839-b412-86486f586d9b
Superblock backups stored on blocks:
        8193, 24577, 40961, 57345, 73729, 204801, 221185, 401409
 
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (8192 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
 

マウント

% sudo mount /dev/loop4 ./mnt/boot
% sudo mount /dev/loop5 ./mnt/rootfs
% mount |grep /dev/loop
/dev/loop4 on /var/tmp/debian_pi/mnt/boot type vfat (rw,relatime,fmask=0022,dmask=0022,codepage=437,iocharset=utf8,shortname=mixed,errors=remount-ro)
/dev/loop5 on /var/tmp/debian_pi/mnt/rootfs type ext4 (rw,relatime,data=ordered)

アンマウントと loop デバイスの切断

% sudo umount /dev/loop4 /dev/loop5
% sudo losetup -d /dev/loop4 /dev/loop5


Dragonboard 410c の購入メモ

<追記>
20151125にchip1stopからメールが届きました.出荷予定日が11/30から12/14になったそうです.それと EIAJ-3 で 24W な Dragonboard 410c に適合するACアダプタと,2.1mm から EIAJ-3 への変換プラグの取り扱いも始めたそうです.
TW-12020U TWシリーズ アイコー電子 アイコ― あいこー | パワーサプライ | ACアダプタ | AIKOH ELECTRONICS – チップワンストップ 電子部品半導体通販サイト
SSCI-025461 Speed United Electronics | パワーサプライ | 電源用アクセサリ | Speed United Electronics – チップワンストップ 電子部品半導体通販サイト
出荷が伸びたのは悲しいですが,ACアダプタと変換プラグは安いし良いのではないでしょうか.案内メールには注文後一括配送設定をすれば送料は掛からないとなっていますがうまく行きませんでした.これは問い合わせてみています…….(一括配送設定ボタンが出てこない) -> 注文時の条件で出ないことがあるようです.問い合わせして一括配送設定をしてもらえました :)
</追記>

DragonBoard-UpdatedImages-side
Dragonboard 410c という Snapdragon 410 開発ボードがあります.96Boards というマルチベンダーの ARM32/64 の開発ボードのシリーズの一つで Android/Ubuntu vivid ベースのOS やWindows 10 IoT Core に対応していて Wi-Fi/Bluetooth/GPS などが乗っているボードです.Raspberry Pi の倍くらいの値段だけどパワーはあるし,Wi-Fi/Bluetooth/GPS を後でのせることを考えると安いしちょっと欲しいなーと思っていたのですが,無線機器が付いているので日本国内で利用するにはいわゆる技適の問題があって面倒でした.このボードが国内でも技適取得済みで販売されることになりました.

16日に購入できるようになってその時300台ほどでしたが今日みても200台近く.ということは100台位しか捌けていない?
ということで Dragonboard 410c を買うのにちょっと調べたメモを残しておきます.

Raspberry Pi との大雑把な比較

Rasbperry Pi B+Raspberry Pi 2BDragonboard 410c
SoCBroadcom BCM2835Broadcom BCM2836Qualcomm SnapDragon 410
ARM versionARMv6ARMv7ARMv8
CPU700MHz 1Core900MHz 4Core1200MHz 4Core
RAM512MB1GB1GB
eMMC8GB(eMMC 4.51)
microSD1(Class10)1(Class10)1(UHS-I)
USB4(2.0)4(2.0)2(2.0)
Ethernet1(100Mb)1(100Mb)
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n 2.4GHz
Bluetooth4.1(BR/EDT + BLE)
GPSQualcomm WGR7640 GNSS(GLONASS+COMPASS)
GPIO4040LS40(UART, SPI, I2S, I2C x2, GPIO x12, DC power)
+ HS60(4L-MIPI DSI, USB, I2C x2, 2L+4L-MIPI CSI)
電源microUSB(5V 2A)microUSB(5V 2A)EIAJ-3(+6.5V to +18V 24W)

Dragonboard 410c の購入

技適の問題があるのでここから買うのが無難

電源

EIAJ-3 プラグ +6.5V to +18V
chip1stop の通販サイトによると24W 以上推奨

ハードウェアマニュアル v4.1 の該当部分

20151119_09:11:32-3233

96Boards の forum で紹介されていたもの

国内で探しても EIAJ3 はなかなか見当たらない.

一般的な 2.1mm のアダプタから変換するのがお手軽かもしれない.

その他便利そうなアクセサリ類

Raspberry Pi を使っている人なら揃っていそうですが,

Dragonboard 410c 関連ページ

Raspberry Pi をセロテープで修理する

Raspberry Pi 2 model B の microSD card slot のロックが壊れてしまい microSD を挿しても出てきてしまう状態になっていました.
新しいの欲しいなぁと思っていたのですが,値段を確認するとRS は \3,966(2015/02/02の値段) -> \4,900(今) と約1,000円値上がりしています.ちょっとつらい.
https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/22624238729/in/dateposted-public/

microSD 刺さることは刺さるのでどうにか microSD を固定すればいけるのではと試しにセロテープ貼って固定したら動くようになりました.

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23045475125/in/dateposted-public/
https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23056665281/in/dateposted-public/

暫くこれで様子見てみようかと思います.
+より前の旧型なら SD ソケット付け替えや増設出来そうなんですけど + 以降はmicroSD だし BGA ぽいしソケット入手出来ても辛そうですね.

ちなみに Androidの SIMやmicroSD ソケットを交換してくれる業者もあるようでお願いすれば修理いてくれそうですが,手数料と新品がそう変わらなくなりそうな感じです…….

追記)
ステープラー芯でロックできるというのも見かけて試してみました.

ターミナルで動作する Markdown Viewer terminal_markdown_viewer を試す

これは便利そう.ということで試してみました.

% git clone https://github.com/axiros/terminal_markdown_viewer.git
% terminal_markdown_viewer/mdv.py -h
Usage:
    mdv [-t THEME] [-T C_THEME] [-x] [-l] [-L] [-c COLS] [-f FROM] [-m] [-M DIR] [-H] [-A] [MDFILE]
 
Options:
    MDFILE    : Path to markdown file
    -t THEME  : Key within the color ansi_table.json. 'random' accepted.
    -T C_THEME: Theme for code highlight. If not set: Use THEME.
    -l        : Light background (not yet supported)
    -L        : Display links
    -x        : Do not try guess code lexer (guessing is a bit slow)
    -f FROM   : Display FROM given substring of the file.
    -m        : Monitor file for changes and redisplay FROM given substring
    -M DIR    : Monitor directory for markdown file changes
    -c COLS   : Fix columns to this (default: your terminal width)
    -A        : Strip all ansi (no colors then)
    -H        : Print html version
 
Notes:
 
    We use stty tool to derive terminal size.
 
    To use mdv.py as lib:
        Call the main function with markdown string at hand to get a
        formatted one back.
 
    FROM:
        FROM may contain max lines to display, seperated by colon.
        Example:
        -f 'Some Head:10' -> displays 10 lines after 'Some Head'
        If the substring is not found we set it to the *first* charactor of the
        file - resulting in output from the top (if you terminal height can be
        derived correctly through the stty cmd).
 
    File Monitor:
        If FROM is not found we display the whole file.
 
    Directory Monitor:
        We check only text file changes, monitoring their size.
 
        By default .md, .mdown, .markdown files are checked but you can change
        like -M 'mydir:py,c,md,' where the last empty substrings makes mdv also
        monitor any file w/o extension (like 'README').
 
        Running actions on changes:
        If you append to -M a '::<cmd>' we run the command on any change
        detected (sync, in foreground).
        The command can contain placeholders:
            _fp_    : Will be replaced with filepath
            _raw_   : Will be replaced with the base64 encoded raw content
                      of the file
            _pretty_: Will be replaced with the base64 encoded prettyfied output
 
        Like: mdv -M './mydocs:py,md::open "_fp_"'  which calls the open
        command with argument the path to the changed file.
 
 
    Theme rollers:
        mdv -T all:  All available code styles on the given file.
        mdv -t all:  All available md   styles on the given file.
                    If file is not given we use a short sample file.
 
        So to see all code hilite variations with a given theme:
            Say C_THEME = all and fix THEME
        Setting both to all will probably spin your beach ball, at least on OSX.
 
    Lastly: Using docopt, so this docstring is building the options checker.
    -> That's why this app can't currently use itself for showing the docu.
    Have to find a way to trick docopt to parse md ;-)

簡単に導入実行できていい感じです.
色付きのまま使えるページャーが欲しいのですがなにかいいものはないですかね…….
とりあえずは -A option で色無しで lv コマンドあたりに食わせています.

% terminal_markdown_viewer/mdv.py -A ~/Documents/pelican/content/1st_post.md |lv
 

asciicast