「Raspberry Piではじめる どきどきプログラミング」を読んでみた

PEG(programming education gathering) の公式推奨本ということで「Raspberry Piではじめる どきどきプログラミング」を読んでみました。

実は少し前に「小学生からはじめるわくわくプログラミング」の方も読んでいました。こちらはPC でScratch を利用する本でした。
「Multi-Device UX Competition 2014」鹿児島アイデアソン – 301 Coworking & Share space in Kagoshima-shi, Kagoshima, Japan
に参加した時の商品で頂いたものです。)

なので、今回はRaspberryPi でScratch の本かなと思っていたのですが、それだけでなくMinecraftPi やMinecraftPi をScratch で操作する方法、Lチカ 等まで紹介されていました。

MinecraftPi については今回初めて知ったのですが、RasoberryPi + Rasbian 向けのMinecraft というだけでなく、他のMinecraft にはないプログラミング連携機能を持っているようです。

このプログラミング連携機能を使ってScratch からMinecraft を操作したり、Python から操作したりできるようです。

この本の中では「ものづくりを仮想世界で楽しもう」「ものづくりの自動化に挑戦しよう」として紹介されています。
Lチカのあたりは「現実の世界をプログラミングしよう」として紹介されています。
応用して電子工作で何らかのセンサと、Minecraft を連携させてみると面白そうだなと思いました。

恐らくRaspberryPi や部品の入手、ソフトウェアの導入のあたりを大人が手伝ってあげれば小学生でもひと通り試せるような感じです。
ワークショップなどを行う場合は導入済みのSD Card を用意しておくと良さそうです。
これをきっかけにプログラミングや電子工作に興味を持つ子供が増えていくといいなぁと思います。

(鹿児島でも現物を入手できる場所があるといいんですが…)

Debian/Ubuntu に Arduino IDE を導入する

今度の日曜日にフィジカルコンピューティングワークショップ Arduinoで遊んでみよう【定員20名】 に参加予定ですが,Linux での導入手順がないので.

実はパッケージが用意されています.
なので,

% sudo apt-get install arduino

で導入完了です.

しかし,このままではArduino に接続する際にroot 権限が必要になって面倒なので,Arduino のデバイスが自分のユーザで利用できるように dualout グループに登録しておきます.

% sudo addgroup user dialout
ユーザ `user’ をグループ `dialout’ に追加しています…
ユーザ user をグループ dialout に追加
完了。

※user 部分は自分のユーザに置き換えてください.

もし,以下のように表示されたら既に登録済みなので問題ありません.

% sudo addgroup mk dialout
ユーザ `mk’ はすでにグループ `dialout’ のメンバーです。

– ドライバは?
自動認識するので特に導入の必要はありません.Arduino  をPC に接続すると /dev/ttyUSB0 や /dev/ttyACM0 などとして認識されます.このデバイスをArduino IDE のポートに設定します.
#最後の0部分はデバイスが増えると1,2,3…と増えていきます.dmesg 等で確認できます.

– おまけ

最新のArduino IDE が使いたい!

例えばDebian Stable のWheezy ではArduino 1.0.1 ベースですが,公式サイトを見ると1.0.5 がリリースされています.
Debian — wheezy の arduino パッケージに関する詳細
Arduino – Software
新機能を使いたい場合やBETA版を使いたい場合などは標準パッケージのままでは利用できません.

以下はArduino IDE BETA を ~/opt 以下に導入する例です.
Arduino IDE をダウンロードします.32bit/64bit は uname -m 等で確認できます.以下の例では64bit になります.

% uname -m
x86_64
% wget http://downloads.arduino.cc/arduino-1.5.5-linux64.tgz

~/opt 以下に展開します.

% tar xvzfC arduino-1.5.5-linux64.tgz ~/opt

シンボリックリンクを貼っておく.(バージョンアップ時にリンクを貼り直して何時も同じパスで利用できるように)

% ln -s ~/opt/arduino-1.5.5 ~/opt/arduino-beta

起動しやすいようにメニューに登録しておく.(シンボリックの方を登録する)
Screenshot-ランチャのプロパティ
Screenshot-メイン・メニュー

Ardublock や Fritzing もお勧めです :-)
Getting Started with ArduBlock | Ardublock
Download – Fritzing

Ubuntu 12.04 へのMPLABX 導入

IMGP9924
PIC に手を出してみようと開発環境のMPLABX を導入してみました.
ライタは未入手なので,近々PICkit3 を入手予定です.

MPLABX の為にjre 6 を導入する.

OracleJRE が必要となっていますが,OpenJDK で問題なさそうなのでそちらを使います.

$ sudo apt-get install openjdk-6-jre

もし,複数のjre が導入されている場合は openjdk-6-jre を選択する.

$ sudo update-alternatives --config java
alternative java (/usr/bin/java を提供) には 3 個の選択肢があります。

  選択肢    パス                                          優先度  状態
------------------------------------------------------------
* 0            /usr/lib/jvm/java-7-oracle/jre/bin/java          1062      自動モード
  1            /usr/lib/jvm/java-6-openjdk-amd64/jre/bin/java   1061      手動モード
  2            /usr/lib/jvm/java-7-openjdk-amd64/jre/bin/java   1051      手動モード
  3            /usr/lib/jvm/java-7-oracle/jre/bin/java          1062      手動モード

現在の選択 [*] を保持するには Enter、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 1

MPLABX の導入

MPLABX | Microchip Technology Inc.
から
Linux (32-/64-Bit)以下から MPLAB® X IDE をダウンロード.

実行権を付与

$ chmod +x ~/Downloads/MPLABX-v1_30-linux-installer.run

$ sudo ~/Downloads/MPLABX-v1_30-linux-installer.run --help
MPLAB X IDE v1.30 v1.30
Usage:

 --help                         Display the list of valid options

 --version                      Display product information

 --unattendedmodeui <unattendedmodeui> Unattended Mode UI
                                Default: none
                                Allowed: none minimal minimalWithDialogs

 --optionfile <optionfile>      Installation option file
                                Default: 

 --debuglevel <debuglevel>      Debug information level of verbosity
                                Default: 2
                                Allowed: 0 1 2 3 4

 --mode <mode>                  Installation mode
                                Default: gtk
                                Allowed: gtk xwindow text unattended

 --debugtrace <debugtrace>      Debug filename
                                Default: 

 --installer-language <installer-language> Language selection
                                Default: en
                                Allowed: en ar bg ca da nl et fr fi de el es es_AR he hr hu it ja ko pl pt_BR pt ro ru no sl sk sq sv tr zh_TW zh_CN va cy cs

 --installdir <installdir>      Installation Directory
                                Default: /opt/microchip/mplabx

言語とパスを指定して実行.

$ sudo paco -p 'mplabx-1.30' "~/Downloads/MPLABX-v1_30-linux-installer.run --installer-language ja --installdir /opt/microchip/mplabx"

paco を挟んでいる.要らなければこんな感じで.

$ sudo "~/Downloads/MPLABX-v1_30-linux-installer.run --installer-language ja --installdir /opt/microchip/mplabx"

メニューから MPLAB IDE 起動.
インストーラは日本語が使えるが,IDE では日本語の選択ができないような.

参考URL

日本語ユーザマニュアル