SteamのアプリがAndroidでリモートプレイが出来るSteam Linkを試す

20180521_01:05:06-2769

AndroidでSteamのホームストリーミングで遊べるSteam Linkというアプリが公開されていたのでちょっと試してみました.

先ずはPCのSteamでホームストリーミングを有効にしておきます.
20180519_01:05:27-31428

firewallはこの辺りを参考に空けておきます.

ホームストリーミングだけならこの辺?

UDP 27031 and 27036 (incoming, for In-Home Streaming)
TCP 27036 and 27037 (incoming, for In-Home Streaming)

PCでSteamを起動した状態でAndroidのSteam Linkを起動したらPCが見つかりました.しかしネットワークテストがいまいち.Wi-Fiが2.4GHz 11gの54MbpsでHostのPCもClientのAndroidも同じAPなのでこのままでは無理がありますね…….

Screenshot_20180519-015144

とりあえず強行してみるとHostPC側では動いていますが,Androidでは表示が崩れてこんな感じ.

Screenshot_20180519-015239

ちなみにHostPCはCore2DuoかつGPUもCPUのものなのでかなりスペック低いのでそのせいもありそうです.
近いうちに回線は有線1GHz+Wi-Fi 300Mbpsの環境で試してみようと思います.

このアプリケーションはPCのHost側もゲーム画面を表示してそれをAndroidに転送して動いているのでPCで別の作業をするという向けには使いづらい感じです.もし併用するなら仮想画面や別モニタに別のXを動かすとかしないといけないと思います.
とはいえAndroidでSteamゲームが遊べるのは便利そう.それにまだBETAなのでもっと良くなるでしょう.

add 2018-05-26)
iOS版はblockされたようです(◞‸◟)

bash製横スクロールシューティングゲームのpiu-piuで遊んでみる

matsuuさんのpostで知ったのですが,bash製横スクロールシューティングゲームのpiu-piuというものがあるそうです.

うおおおおってことで遊んでみました.

遊ぶにはgit cloneしたり,

$ git clone https://github.com/vaniacer/piu-piu-SH && cd piu-piu-SH

実態は1つのscriptなのでそれだけDLしたりして

$ wget https://raw.githubusercontent.com/vaniacer/piu-piu-SH/master/piu-piu

実行すればokです.

$ bash ./piu-piu

手元のTilixでは ambiguous-wide charWide だと崩れたので Nallow に変更しました.
Gnome-Terminalの日本語訳だと多分「曖昧幅の文字」の部分を「半角」でokじゃないかと(未確認)

20171230_16:12:49-24830

遊び方はWASDで移動,pでshotです.ライフが0になったらゲームオーバー.弾薬ははじめ100あります.敵を倒したときに弾薬やライフ回復アイテム,パワーアップアイテムを入手できるのでそれで回復しましょう(はじめアイテム類を敵の破片かと思って避けて弾薬が付きてた).100体の敵を倒すとボスも出現(今のとここのボスに負けたところまでしか勧めていない)とはじめ思っていたより凝っている感じ.

co-opモードというネットワーク経由での協力/対戦プレイモードもあるようです.とりあえず1台のマシンで2つの端末を開きlocalhostや127.0.0.1で試したところ接続できない感じ?

20171230_21:12:35-26211
20171230_21:12:54-26490
20171230_21:12:14-28842

ただ,手元の環境(Core2Duo)では操作すると1桁とか0fpsになりあまりゲームにならず遊ぶのは辛い感じ解像度?(行x桁)も落としてみたりしたんですが,ある程度以下まで下げると崩れて遊べなくなってしまいます.遅いだけならどうにかありそうですが,キー入力がバッファに溜まってしまいまともに操作できないのでちょっとつらいです.
いつもならこの手のものはasciinemaで録画しておくんですが今回は快適な環境で動かすまで見送りです.

ちなみに以前こんなのでも遊びました.awk製のターン制3Dシューテングです.こちらは確かRaspberry Piでもさくさく動いたと思います.

Debian の Steam が起動しなくなったので調べる

Debian stretch testing amd64 で steam:i386 パッケージで導入した Steam が起動しなくなっていました.

端末で直に叩くとこんな感じで怒られていました.

$ steam
find: The relative path '~/usr/local/bin' is included in the PATH environment variable, which is insecure in combination with the -execdir action of find.  Please remove that entry from $PATH

PATH から ~/usr/local/bin を抜くとOK
PATH を /home/user/usr/local/bin としてもOK
てことで ~/.profile の ~ を $HOME に書き換えました.

- PATH="~/usr/local/bin:$PATH"
+ PATH="$HOME/usr/local/bin:$PATH"

とりあえずこれで動くようになりました.

Steam では最近は Unturned とかで遊んでいます.最近は Linux で動くゲームも増えて嬉しいです :)

あひる焼きfortune

この記事は あひる焼き Advent Calendar 2015 – Adventar の12月05日分の記事です.

みんなでまったり #あひる焼き すればええんじゃないかなと思います。

ということで最近焼いたあひるの話を.

発端

fortune というフォーチュンクッキーのような格言をランダムに表示するプログラムがあります.様々な辞書データが存在していて自作も出来ます.

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install fortunes            # fortuneの導入
pi@raspberrypi ~ $ fortune                              # fortuneの実行
Some of us are becoming the men we wanted to marry.
                -- Gloria Steinem
pi@raspberrypi /tmp $ cat <<__EOF__> data               # fortuneのデータ作成
テスト
%
1行目
2行目
%
__EOF__
pi@raspberrypi /tmp $ strfile data                      # データ変換
"data.dat" created
There were 2 strings
Longest string: 16 bytes
Shortest string: 10 bytes
pi@raspberrypi /tmp $ ls data*
data  data.dat
pi@raspberrypi /tmp $ fortune data                      # 自作データを利用
1行目
2行目
pi@raspberrypi /tmp $ fortune data
テスト

その辞書データに @ahiru3netさんのあひる焼きに対するmentionを使うと楽しいかもしれないと思いました.でもデータを集めるのが面倒だなとつぶやいたところ @shimadahさんにGitHub を教えてもらいました.

それを元にコネコネして……うまくいかないところに@ahiru3netさんの助言.

焼けた

やってることはahiru_yakunaプラグインのmentionのデータをもらってきて乱暴にfortuneで利用できる形式に変換して~/.zshrc に登録してログイン時に台詞を出すようにしています.

mkdir ~/.fortune;wget -O - https://github.com/Na0ki/ahiru_yakuna/raw/master/config.yml|grep ^\-\ \" | sed 's/^-\ \"//'| sed 's/"$/\n%/' | sed 's/\\n/\n/g' > ~/.fortune/ahiruyaki && strfile ~/.fortune/ahiruyaki ~/.fortune/ahiruyaki.dat && echo fortune ~/.fortune/ahiruyaki >> ~/.zshrc

これでログインのたびに以下のようにメッセージが表示されるようになりました :)

焼いちゃうのか?!本当に焼いちゃうのか?!
pi@raspberrypi ~ $

もっと焼く

でもメッセージだけだとちょっとさみしいです.
そこで cowsay を使ってみます.cowsay はアスキーアートで書かれた牛などのキャラクタに指定した台詞を喋らせることの出来るプログラムです.都合のいいことに選択できるキャラクタの中にあひるがいます.あひるに喋ってもらいましょう!

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install cowsay                  # cowsay 導入
pi@raspberrypi ~ $ cowsay hello cow                         # cowsay 実行
 ___________
< hello cow >
 -----------
        \   ^__^
         \  (oo)\_______
            (__)\       )\/\
                ||----w |
                ||     ||
pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck hello duck                # あひるに喋らせる
 ____________
< hello duck >
 ------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _
pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck あひる焼き                 # 日本語を喋らせる
 _______
< あひる焼き >
 -------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

日本語を喋らせると吹き出しがずれてしまいます.あひる焼きの台詞の殆どは日本語なのでこのままではまずいです.調べてみるとバグレポートされていました.

中国語?もやっぱりずれちゃうみたいです.
文字数と見た目のキャラクタの文字数のズレから起こっているようです.とりあえず日本語だけでも動くように出来ないかと euc-jp に変換して文字数を確認してといったダメな修正をしていたところGoogle+の以下の投稿のコメントで +Masakazu Takahashiさんがさくっとパッチを作ってくれました!

このパッチは報告しましたが,取り込まれてもstretch以降でしょう.ということでDebianだと以下のようにしてソースを入手してパッチを当てることが出来ます.

pi@raspberrypi ~/src $ sudo apt install libtext-charwidth-perl      # 必要なパッケージの導入
pi@raspberrypi ~/src $ apt-get source cowsay                        # cowsay の source 入手
pi@raspberrypi ~/src $ cd cowsay-3.03+dfsg1                         # ディレクトリ移動とパッチ適用
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ wget -O - https://gist.githubusercontent.com/emasaka/639a9168c6a9ddba044f/raw/1a55ec58ded59b3181f1721dbbe814a38d5ea4cb/cowsay-mbswidth.patch | patch -i -
patching file cowsay
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ ./cowsay -f duck あひる焼き
 ____________
< あひる焼き >
 ------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

~/bin 辺りにコピーして使ったり,以下のような感じで既存のパッケージを置き換えてしまってもいいかもしれません.

pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ vi debian/control
- Depends: ${misc:Depends}, ${perl:Depends}
+ Depends: ${misc:Depends}, ${perl:Depends}, libtext-charwidth-perl
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ dpkg-buildpackage -b
pi@raspberrypi ~/src/cowsay-3.03+dfsg1 $ sudo debi

さて,fortuneのことを忘れてしまいそうですが以下のようにしてあひる焼きfortuneの結果をあひるに喋らせます.

pi@raspberrypi ~ $ cowsay -f duck `fortune ~/.fortune/ahiruyaki`
 ______________
< ヒッヒッヒッ >
 --------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

いい感じです :)

~/.profile 辺りに登録しちゃいましょう.aliasも設定してみます.

pi@raspberrypi ~ $ echo 'alias a="fortune ~/.fortune/ahiruyaki | cowsay -f duck"' >> ~/.profile 
pi@raspberrypi ~ $ echo a >> ~/.profile

これでlogin時や a と入力することで実行されます.

Last login: Fri Dec  4 23:32:05 2015 from 192.168.2.210
 ________________________________________________________________________________
/ あひる焼きというものには鮮度があります。焼けば焼くほどに、あひる焼きとは廃れて \
\ いくものなのです。                                                             /
 --------------------------------------------------------------------------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _
pi@raspberrypi ~ $ a
 ________________________
< バーニング通帳!!!! >
 ------------------------
 \
  \
   \ >()_
      (__)__ _

Xでも焼く

GUI の X 版のcowsayも存在します.こいつも試してみましょう.

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt install xcowsay
pi@raspberrypi ~ $ xcowsay `fortune ~/.fortune/ahiruyaki`

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23490968856/in/dateposted-public/

なかなか特徴的なcowが喋りました.せっかくなのであひるに喋らせましょう.吹き出しの向きと位置を変えてあひる画像を指定しています.

pi@raspberrypi ~ $ wget https://github.com/Na0ki/ahiru_yakuna/raw/master/ahiru240.jpg -O ~/.fortune/ahiru240.jpg
fortune ~/.fortune/ahiruyaki | xcowsay -l --bubble-at=0,-60 --image=$HOME/.fortune/ahiru240.jpg

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23434841661/in/dateposted-public/

背景がちょっと邪魔なので透過処理をしてみます.

https://www.flickr.com/photos/119142834@N05/23149788589/in/dateposted-public/

いい感じです :)
例によってaliasにしておきます

pi@raspberrypi ~ $ echo alias xa='fortune ~/.fortune/ahiruyaki | xcowsay -l --bubble-at=0,-60 --image=$HOME/.fortune/ahiru240.png' >> ~/.profile

そんなこんなでみんなのおかげであひるがいい感じに焼けるようになりました.@shimadahさん, @ahiru3netさん, @emasakaさんありがとうございました!

#そうそう,以前はフレームバッファでもあひる焼きしてました.