Debian/Ubuntu に Arduino IDE を導入する

今度の日曜日にフィジカルコンピューティングワークショップ Arduinoで遊んでみよう【定員20名】 に参加予定ですが,Linux での導入手順がないので.

実はパッケージが用意されています.
なので,

% sudo apt-get install arduino

で導入完了です.

しかし,このままではArduino に接続する際にroot 権限が必要になって面倒なので,Arduino のデバイスが自分のユーザで利用できるように dualout グループに登録しておきます.

% sudo addgroup user dialout
ユーザ `user’ をグループ `dialout’ に追加しています…
ユーザ user をグループ dialout に追加
完了。

※user 部分は自分のユーザに置き換えてください.

もし,以下のように表示されたら既に登録済みなので問題ありません.

% sudo addgroup mk dialout
ユーザ `mk’ はすでにグループ `dialout’ のメンバーです。

– ドライバは?
自動認識するので特に導入の必要はありません.Arduino  をPC に接続すると /dev/ttyUSB0 や /dev/ttyACM0 などとして認識されます.このデバイスをArduino IDE のポートに設定します.
#最後の0部分はデバイスが増えると1,2,3…と増えていきます.dmesg 等で確認できます.

– おまけ

最新のArduino IDE が使いたい!

例えばDebian Stable のWheezy ではArduino 1.0.1 ベースですが,公式サイトを見ると1.0.5 がリリースされています.
Debian — wheezy の arduino パッケージに関する詳細
Arduino – Software
新機能を使いたい場合やBETA版を使いたい場合などは標準パッケージのままでは利用できません.

以下はArduino IDE BETA を ~/opt 以下に導入する例です.
Arduino IDE をダウンロードします.32bit/64bit は uname -m 等で確認できます.以下の例では64bit になります.

% uname -m
x86_64
% wget http://downloads.arduino.cc/arduino-1.5.5-linux64.tgz

~/opt 以下に展開します.

% tar xvzfC arduino-1.5.5-linux64.tgz ~/opt

シンボリックリンクを貼っておく.(バージョンアップ時にリンクを貼り直して何時も同じパスで利用できるように)

% ln -s ~/opt/arduino-1.5.5 ~/opt/arduino-beta

起動しやすいようにメニューに登録しておく.(シンボリックの方を登録する)
Screenshot-ランチャのプロパティ
Screenshot-メイン・メニュー

Ardublock や Fritzing もお勧めです :-)
Getting Started with ArduBlock | Ardublock
Download – Fritzing

Ubuntu 12.04 で自分で導入したアプリケーションをUnity から呼び出せるようにする

GIMP 2.8 が使いたくて自分でbuild したのですが,いちいちコマンドラインから呼び出すのは面倒なのでメニューに追加して簡単に呼び出せるようにしてみます.

以下のURL を見ると,

/usr/share/applications/*.desktop が各アプリケーションの設定ファイルのようです.
自分でしか利用しないのであれば ~/.local/share/applications/ でもいいようなので今回はこちらで設定.

ひな形としてシステム標準のGIMP のファイルを使います.
$ cp -p /usr/share/applications/gimp.desktop ~/.local/share/applications/gimp2.8.desktop
$ vi ~/.local/share/applications/gimp2.8.desktop

以下のようにしてみました.

$ cat ~/.local/share/applications/gimp2.8.desktop
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Name=GIMP Image Editor 2.8
GenericName=Image Editor
Comment=Create images and edit photographs
Exec=/opt/local/gimp-2.8.0/bin/gimp-2.8 %U
TryExec=/opt/local/gimp-2.8.0/bin/gimp-2.8
Icon=/opt/local/gimp-2.8.0/share/icons/hicolor/256x256/apps/gimp.png
Terminal=false
Categories=Graphics;2DGraphics;RasterGraphics;GTK;
StartupNotify=true
MimeType=application/postscript;application/pdf;image/bmp;image/g3fax;image/gif;image/x-fits;image/pcx;image/x-portable-anymap;image/x-portable-bitmap;image/x-portable-graymap;image/x-portable-pixmap;image/x-psd;image/x-sgi;image/x-tga;image/x-xbitmap;image/x-xwindowdump;image/x-xcf;image/x-compressed-xcf;image/tiff;image/jpeg;image/x-psp;image/png;image/x-icon;image/x-xpixmap;image/svg+xml;image/x-wmf;

これでUnity から呼べるようになりました.
しかし,標準のGIMP も入っているので判りづらいです.古い方は消してしまったほうが良さそうですね.
#よーく見ると新しいGIMP アイコンは目玉が大きかったりします.

unity-gimp

Chrome 組み込みのFlashPlayer の文字化け修正

ということで,確認してみました.

先ず以下のページからChrome の最新版を入手して導入.

初期状態でTED を再生してみると豆腐になっています.
恐らく欧文フォントが使われている感じです.

Screenshot_from_2012-09-02 01:07:07

「chrome flash フォント 豆腐」って感じで検索して,以下のページを参考に

以下の設定をしてみました.(このファイルは存在していましたが中は空でした.)

$ cat ~/.config/google-chrome/Default/User\ StyleSheets/Custom.css
* {
font-family : "VL Pゴシック", sans-serif !important;
}

設定後Chrome を起動し直すと以下のようにちゃんと表示されるようになりました♪

Screenshot_from_2012-09-02 01:20:49

環境

Ubuntu12.04 amd64

Google Chrome   21.0.1180.89 (Official Build 154005)
OS  Linux
WebKit  537.1 (@126646)
JavaScript  V8 3.11.10.20
Flash   11.3.31.232
ユーザー エージェント Mozilla/5.0 (X11; Linux x86_64) AppleWebKit/537.1 (KHTML, like Gecko) Chrome/21.0.1180.89 Safari/537.1
コマンドライン  /opt/google/chrome/google-chrome --flag-switches-begin --flag-switches-end
実行可​​能なパス   /opt/google/chrome/google-chrome
プロフィール パス   /home/mk/.config/google-chrome/Default